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妊娠10ヵ月

 

妊娠10ヵ月目はいわゆる「臨月」です。臨月は長かった10ヶ月感の妊娠生活にとって最も大切な時期です。この時期はやらなければならないことも多いので大変ですが、上手に乗り越えれば一生の自信に繋がります。

臨月さえ乗り越えてしまえば、赤ちゃんと運命の出会いを果たすこともでき、そこからは子育てモードに移行することもできるので、運動や栄養などに気をつけるようにし、最後の最後まで、自分の身体を大切にするように努めましょう。

 

<胎児のこと>

  • 身長約50cm/体重約3100g
  • 4頭身に成長し、手足もふっくら爪や髪の毛も伸びます。
  • 肺機能をはじめ、全ての内臓機能が完成し、いつ生まれても大丈夫です。
  • 子宮いっぱいに大きくなり、背中を丸め、手足を体の前で組んだ格好で、頭が骨盤の中に入って固定されます。

 


 

<ママの身体の状態・症状>

  • 胎児の頭が骨盤内に下降するとともに、子宮底が下がります。
  • 子宮が下がるので胃の圧迫がとれて、食事がたくさん食べられるようになります。
  • お腹の張る回数が多くなりますが、生理痛ぐらいの痛みを伴うときは陣痛のこともありますので、受診します。
  • 胎児の頭がママの骨盤に入るので、動きはかなり制限されてきますが、胎児は盛んに体を動かしています。

 


 

 

<食事のこと>

  • この時期は、胎児の発育がラストスパートとなり、体重も約500g増えますから、ママの方の体重管理はさらにしっかりしていきましょう。
  • 食事は野菜を中心にバランスの良い栄養を摂りながら、適切な体重維持を目指しましょう。
  • 子宮の大きさに圧迫されて便秘になりがちですので、食物繊維を摂取するようにするとかなり改善されます。海藻類葉野菜を食べるようにしましょう。
  • この時期のおすすめメニューは「五穀と根菜のスープ」です。五穀には、きび・あわ・ひえ・押し麦・はと麦などの雑穀が混ざっていて食物繊維やビタミンカリウム鉄分など栄養も豊富です。ごぼうれんこんにも食物繊維やカリウムがたっぷりです。カリウムはナトリウムの排出を促して、血圧を下げ、むくみをとってくれます。出産のその日まで、低カロリーのスープで安産にそなえましょう。

 


 

 

<アドバイス>

  • お産が近くなると膣の粘膜はやわらかくなりますが、おりものの量は増えるわけではありません。色は透明で(乾くと淡黄色になる)匂いもありません。お腹が不規則な間隔で張って、ゼリー状のおりものがかたまりになって降りたら、お産が近いサインの可能性があります。赤い色がついていたらおしるし(血液)のこともありますので、受診しましょう。
  • 母子健康手帳には妊娠健診のたびに、経過を記入しているので、簡単なカルテの役割を果たします。外出先で陣痛が始まる、破水するなどのハプニングが起こらないとも限りませんので、母子健康手帳は外出のときには保険証と一緒にいつも持ち歩くようにしましょう。
  • 妊娠37週になったら、いつ陣痛が始まってもいいように、事前に入院準備を万全にしておきましょう。
  • 陣痛の開始には副交感神経(自律神経)が関係しています。副交感神経は夜間に優位なので、午前2〜3時ころに陣痛が始まる人が多いのです。妊娠38週ころからは枕元に時計を置いて寝るようにしましょう。
  • お産は思いのほか早く進んだり、ときには緊急帝王切開になるケースもあります。手術には家族の同意書が必要なので、なるべく一人では行かずにパパや実家のお母さんなどに同行してもらうといいでしょう。

 

 

<今月の To Do Point>

この月にやるべきことや注意したいことをリストアップ。今何をすべき?

迷いや不安を感じたら、チェック!

 

◇毎週定期健診に行く

この月から定期健診が毎週になります。お産の兆候を確認するためにも必ず受診しましょう。

 

◇毎日胎動があるかチェックする

1日1回は安静にして赤ちゃんの胎動をチェックする時間を作りましょう。

 

◇母子手帳と健康保険証は持ち歩く

いつ陣痛がくるかわかりません。遠出は避けて、外出時は母子健康手帳、健康保険証、診察券は持参しましょう。

 

◇入院の荷物を確認する

入院時に持っていくものと、あとから持ってきてもらうものを分けてバッグにつめて、家の分かりやすい場所に置いておきましょう。

 

◇陣痛がきたときのシュミレーションをする

陣痛がきたら、誰に連絡し、どうやって病院に行くのか、相談しておきましょう。タクシーで行く場合も考えて、タクシー会社の連絡先もメモしておきましょう。

 

◇電話番号リストをまとめておく

入院、出産時にどこに連絡するのか、リストにして貼っておきましょう。帝王切開手術になったときには家族の同意がいるので、すぐに連絡がつくようにしておきましょう。

 

◇入院費用を用意する

どこの銀行からおろして、いつ誰に持ってきてもらうかを確認しておきましょう。

 

◇呼吸法やマッサージの練習をする

陣痛をやわらげる呼吸法やマッサージを知って、ポジティブに出産に向き合いましょう。

 

◇お産の流れをイメージしておく

お産の流れがわかれば、次の段階が予測できるので、落ち着いて対処できます。

 

◇体をゆっくり休めて、リラックスした気持ちで過ごす

疲れたときは昼間も横になって体を休め、ゆったりした気持ちでお産を待ちましょう。

 

◇禁酒・禁煙する

アルコールやニコチンは胎盤を通過して胎児に移行してしまうので、やめましょう。

 

◇毎日体重を計り、体重管理をしっかりする

赤ちゃんが出産に向けて骨盤内に下がり始めるので、胃のつかえがとれて食欲が出てきます。食べ過ぎに注意して、体重が増え過ぎないように気をつけましょう。

 


 

 

母子が文字通り一心同体であった10ヶ月が終わると思うと、赤ちゃんに会える嬉しさと同時に寂しさを感じるお母さんも多い事でしょう。

つわりで辛かったり大きなお腹を抱えて思うように動けなかったりと、トラブルも沢山ありましたが、全ては赤ちゃんが元気に生まれてくるためだと思えば、なんだか名残惜しい気もします。赤ちゃんが生まれてしまえば、これからはどんどん成長して手を離れていくだけなので、密着している最後の時期をぜひ楽しんで過ごしてください。

 


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