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妊娠

 

妊娠と同時に「あれもダメ、これも心配」とさまざまな制約を受けがちですが、妊娠中にしてはいけないことはそんなに多いのでしょうか。 科学的に検証するとタブーではないこともたくさんあります。 そんな『ウソ』と『ホント』に迫ります。  

 


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Food & Luxury goods [食べ物・嗜好品]


  赤ちゃんに悪影響を及ぼすものもあります。

 

  1.タバコは早産の原因になる ⇒『ホント』

タバコを吸う妊婦の早産率は、吸わない妊婦の約1.5倍です。また低出生体重児になりやすいばかりでなく、様々な異常を引き起こす原因にもなります。これらのリスクは1日の喫煙本数が多いほど高くなります。  

 

2.お茶は飲まない方がいい ⇒『ウソ』 

妊娠中はむくみ(浮腫)のある人を含めて、水分を制限する必要はなく、むしろ十分にとるのがいいのです。ただし、糖分を含まないお茶類にしましょう。カフェインが含まれている紅茶や緑茶は、食後や休憩タイムに楽しむ程度に。ほうじ茶や麦茶、ハーブティにはカフェインは含まれていませんから、たくさん飲んでも大丈夫です。

 

3.コーヒーは飲んではいけない⇒『ウソ』 

コーヒーに含まれるカフェインには、中枢神経を興奮させる、心拍数を高めるなどの作用があるとともに、依存性があります。カフェインは胎盤を通して胎児に移行しますから、肝臓の働きが未熟な胎児に影響を与える心配があります。ただ、問題なのは1日6杯とか10杯の場合。1~2杯のコーヒーは心配ありません

 

4.甘い果物は太りやすい⇒『ウソ』 

果糖を多く含む果物ほど甘みを強く感じますが、甘いとカロリーも高いと思うのは間違いです。ショートケーキ100gのカロリーは約340kcal、温州みかんなら9個ぐらい食べないと同じカロリーにはなりません。甘い果物も過食しなければ太る心配はないわけですね。むしろ、妊娠中はカリウムやビタミンCなどを豊富に含む果物を、生で1日200g程度(りんご、梨、桃、柿なら1個、みかん2個程度)を、朝か午前中に食べるのが理想的です。

 

5.魚は胎児によくない ⇒『ウソ』 

魚の中には胎児に影響を与える水銀を蓄積しやすいものがあり、妊娠中はメカジキやキンメダイを過食しないように(1回量60~80gを週に2回以下)すすめられています。しかし、他の魚は心配ありませんし、メカジキやキンメダイも過食を控えれば問題ありません。魚は良質のたんぱく質を含む食品です。特に胎児の脳の発育にプラスになるドコサヘキサエン酸(DHA)や血液をさらさらにするエイコサペンタエン酸(EPA)は肉類にない魚独特の栄養素です。妊娠中はむしろ魚中心の和食が理想的な献立です。

 

6.卵はコレステロールを上げる ⇒『ウソ』

卵はコレステロール(脂肪の一種)を多く含む高コレステロール食品ですが、卵を食べると血液中のコレステロール値も大幅に上がるというのは誤解です。1日1個程度の卵でコレステロールが高くなる心配はありません。卵は良質のたんぱく質やビタミンA、D,E,B群のほか、亜鉛、カルシウム、鉄などのミネラルを含む栄養バランスのよい食品です。むやみに敬遠せずにたべるようにしましょう

 

Travel [外出・旅行]


  無理をしなければ、妊娠中もアクティブに外出できます。体への気づかいは忘れずに。  

1.飛行機での国内旅行は控えたほうがいい⇒『ウソ』

出産予定日の28~8日前までは医師の診断書と本人の同意書、7日以内は加えて医師の同伴が必要です。それ以外の制約はありませんが、万一のリスクは突然のエアーポケットによる急降下です。

 

2.妊娠中は自動車のシートベルトはしなくていい⇒『ウソ』

自分自身とお腹の赤ちゃんを守るために、必ずシートベルトを締めましょう。ただし、必ずお腹のふくらみを避けて、肩ベルトは乳房の間から腰の骨へ、腰ベルトはふとももの付け根を横断するように装着します。運転席、助手席、後部座席のいずれでも装着します。

 

3.自転車に乗るのはいけない⇒『ウソ』

妊娠中に自転車に乗っても流産や早産の心配はありません。むしろお産のときに使う骨盤底筋群を鍛えることにつながります。ただし、快適と感じられる範囲で。お腹が大きくなってつらいようならやめましょう。転倒、衝突事故には十分注意を。

 

4.ひとごみへの外出は避けたほうがいい⇒『ウソ』

妊娠中だからと行動範囲を狭くする必要はありません。気分転換になる外出はどんどん楽しみましょう。ただ、インフルエンザ流行期の冬や風疹の多い春は、感染を避けるため、不要不急の用事以外は人ごみへの外出はしないほうがいいでしょう。人の多い場所への外出から帰宅したら、すぐにうがいと手洗いをする習慣をつけましょう。

 

Pet [ペット]


  アレルギーに要注意。正しい知識を持ってペットと付き合いましょう。

 

  1.妊娠後に新しく猫を飼わないほうがいい ⇒『ホント』 

トキソプラズマは生の豚肉やペット、特に猫の糞に含まれる原虫です。免疫のある人が多いのですが、無い妊婦が初めて感染すると流産や胎児に問題が起こることがあります。これまで猫を飼ったことのない人が妊娠後に新しく猫を飼うのはやめましょう

 

2.ハムスターで喘息が起こることがある⇒『ホント』

  アレルギー体質の人はペットの毛やフケ、毛につくダニがアレルゲン(アレルギー反応の原因物質)になって、喘息などのアレルギー性疾患を起こすことがあります。ハムスター喘息は飼っているハムスターに何度か噛まれるうちに、唾液がアレルゲンとなり、喘息発作をおこすものです。

 

3.飼っている小鳥から肺炎が移ることがある⇒『ホント』 

飼っている鳥がオウム病にかかると、飼い主に移ってインフルエンザのような症状が出たり、ときに肺炎になることがあります。主にオウムやインコですが十姉妹、鳩、鶏、文鳥から移ることも。小鳥を飼う時は羽毛や糞をきちんと始末して、口移しに餌を与えるのはやめましょう。

 

4.子猫や子犬は赤ちゃん誕生後に飼う⇒『ウソ』

たとえばパスツレラ症(引っかき傷が赤く腫れたり呼吸器症状を伴う)など、赤ちゃんがペットから病気をもらうことがあります。特に生後半年以内の子猫や子犬は、いろいろな最近の保有率が高いので、赤ちゃんの誕生後に子猫や子犬を室内で飼うのはやめましょう。  


  妊娠は女性の体に備わった自然な生理現象ですが、妊娠中の体は内側、外側ともに大きく変化しますから、妊娠中は生理的に特別な時期なのです。

周囲から得る情報はさまざまですが、本当に必要なことと必要ないことを正しく理解しながら、心身ともに爽快なマタニティライフを送りましょう。

妊娠経過が進むにしたがって、妊娠による生理的な変化がはっきり出てきます。

たとえば妊娠後期になると、暑がりの人が増えます。体温が上昇して汗をかきやすくなるのです。

毎日の暮らしの中では「心身ともに快適かどうか」を判断の基準にしてください。そして、不快なこと、疲れることは注意信号と受け取りましょう。

体が発信する快適信号や不快信号にじっと耳をすませてください。

自分の心身がともに快適なとき、お腹の赤ちゃんもまた快適と感じていることでしょう。

 

 


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