本が好きになる第一歩は「読み聞かせ」

読書

10月も半ばを過ぎると日ごとに秋めいてきますね。親子でゆっくりした時間を過ごせるこの季節、お子さんと一緒に読書はいかがでしょうか?小さいお子さんはママやパパが絵本を読んであげる「読み聞かせ」が大好きですし、工夫をこらした“しかけ絵本”も親子で楽しめます。

 

こんにちは、ベビーグッズ・コンシェルジュの白石佳子です。

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今回は、子どもを本好きにするために役立つ「読み聞かせ」についてベビニティーズライターの和田美恵さんがご自身の体験をふまえてお伝えします。

 


 

月齢が小さくても、「読み聞かせ」は効果あり!? 

 

絵本の読み聞かせタイムは、お子さんとじっくり向きあうことができる貴重なひととき。忙しいママたちは、授乳中ですらスマホを片手にしていることもありますが、スマホを片手に読み聞かせはできません。ぜひ、お子さんと同じ目線になって、リラックスして絵本を読んでみてくださいね。

 

もしかしたら、「うちの子はまだ0歳児。絵本は早いかも…」と思っているママさんもいるかもしれませんね。でも、4ケ月に満たない赤ちゃんでもママの顔は分かるし、赤ちゃんを縦抱きにして視界をちょっと変えてあげるだけで、泣き止んだりニコニコしたり、表情が変わる場合もありますよね。赤ちゃんにとっては、見るもの聞くもの触るものすべてが刺激的ですが、ママやパパなどの聞きなれた声はとても安心できるものであり、その聞きなれた声を聞き漏らさないようにじっと聞いています。絵本の読み聞かせで聞いた言葉や目にする絵を通して、まずは“絵本と過ごすことの心地よさ”を感じることが、本好きへの第一歩となることでしょう。

 


月齢・年齢に合わせた絵本選びを

 

読み聞かせには、どんな絵本を選んだらいいのでしょうか?月齢が異なれば、できることもぐんと増える乳幼児時期は、月齢や年齢に合わせた絵本選びがとても大切だと言われています。月齢別に読み方の工夫やどんな種類の絵本がお勧めなのか、ご紹介しましょう。

 

■0~4ケ月のねんねの頃

ママやパパも横になって、赤ちゃんの目線に絵本を持ってきましょう。この頃はまだ視力が弱く、白や黒・赤などコントラストが強い絵本が良いとされています。絵が単純な本、口にしても大丈夫なボードブックがお勧めです。

 

■5ケ月~8ケ月のおすわりの頃

支えてあげるとおすわりできるようになったら、膝に乗せてあげて。絵本によって反応が違ったり

自分で絵本をさわったりする赤ちゃんもいます。触るとカシャカシャしたり、動かせたりするしかけ絵本も活躍します。

 

■9ケ月~1歳頃のハイハイ・たっちの頃

絵本に対して少しずつ好みが出てくる頃。絵本に対する反応繰り返し同じシーンが出てくるお話や、「ぶーぶー」「ワンワン」などの擬音語・擬態語が出てくる本などがおすすめです。

 

■1歳代

自分でページをめくったり、読んで欲しい本を持って来たり、絵本のイラストを指さしして名前を言うなど、絵本の世界を楽しみ始める頃。ストーリーやリズムのテンポがいい本や、本に隠れたキャラクターを探す本などもおすすめ。

 

■2歳代

あいさつやトイレ、はみがきなどの生活習慣も、絵本から学べる時期。登場人物と一緒に楽しみながら自然と覚えられる本もいろいろ出ています。単純なストーリーも分かるようになり、何度も読むうちにお話を覚えてしまうことも。

 

■3歳代

好き嫌いがはっきりしてくる頃。絵がきれい、ストーリーが気に入っている、興味のある物やシーンが出てくる、など絵本を一緒に選ぶ楽しみもあります。科学絵本や数の概念を分かりやすくした本など、今までに挑戦したことのない本もおすすめ。ハラハラドキドキするような長いお話も聞くことができます。

 


図書館を活用して親子で絵本を読む時間を楽しんで

 

「読み聞かせがいいのは分かっているけれど、うまく読めない…」と思っている人もいることでしょう。でも身構えなくて大丈夫ですよ。お子さんはママやパパの声が大好きなので、親子で絵本を読む時間を共有することが何よりも大切。「この絵がすてきだね」「これは何かな」と、絵本を使って話しかけるだけでも、子どもの世界を広げることにつながるので、まずは読み続けてみましょう。きっとお子さんの表情や反応が楽しくなっていきますよ。

 

絵本と赤ちゃんとの出会いを応援する、自治体のさまざまな取り組みもあるので、ぜひ活用してみましょう。乳幼児健診や出産のお祝いに“ブックスタート”といって絵本をプレゼントしている自治体があります。

 

公共図書館では月齢別のお話会があり、図書館司書の読み聞かせや親子での手遊び、おすすめ本の貸し出しなどを行っています。乳幼児専用に区切られた読み聞かせスペースでは、好きな本をゆっくり読むこともできます。

 

読み聞かせに抵抗がない人は、主人公の言葉に抑揚をつけたり、ページをさっとめくったり、という工夫で、お子さんを絵本の世界に引き込みましょう。おやつを食べた後は歯磨きの本、夜ねる前はゆったりした本、など時間によって工夫するのもいいですね。

 


さいごに

絵本の読み聞かせは、お子さんと一緒に楽しみながら絵本の世界を旅することができます。私自身も、二人の子どもが0歳の時から図書館に通い、読み聞かせを楽しんでいます。布団の上では自分のほうが眠くなってしまい、「ママ~、同じところ読んでいるよ」と子どもに指摘されたことが何度もありますが、現在10歳になる上の子はまだ時々、寝る前に「本を読んで」と言ってお話をせがんできます。本は長く付き合える一生の友。読み聞かせをきっかけに、お子さんに本の楽しみをぜひ教えてあげてくださいね。

 

ライター 和田 美恵

 


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★ベビーグッズ・コンシェルジュの白石佳子です。

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