我慢しないで!困ったときの産後ケア情報

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妊娠・出産は、女性にとって体や環境が大きく変化する時期です。特に出産後は、目まぐるしく赤ちゃんのお世話が続き、体をゆっくり休められないことだけでなく、赤ちゃんをきちんと育てなければ、というプレッシャーや育児に関する心配で、心まで疲れ果ててしまうお母さんもいます。この誰にでも起こる可能性がある「産後うつ」や、不安やイライラする気持ちを抱えたお母さんたちをサポートしてくれる団体や、産後のケア事業・支援がたくさんありますので、今回は産後ケアについてベビニティーズライターの和田美恵さんに紹介してもらいます。

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産後ケア

-1.体や心に不調を感じたら、どんなところに相談したらいいの?

身近に子育て世代包括支援センターはありませんか?国は、平成21年度から児童福祉法による乳児家庭全戸訪問を開始しています。また、母子に対するより細やかな支援のため「子育て世代包括支援センター」の設置を、各自治体に求めています。この「子育て世代包括支援センター」では、妊婦や子育て世代が、悩みや不安に対して相談できる窓口で、情報提供をはじめ、必要に応じて適切な支援・サービスにつないでくれます。

産前・産後サポート事業は、妊娠中から出産後の母親のための悩み相談や支援・情報提供を行っています。スタッフによる家庭への訪問、または保健センターや子育て支援センターなどでのデイサービス(参加型)があります。

デイサービスでは、仲間づくりを目的に妊婦や月齢の近い子供を持つ母親や家族が集まり、育児の不安や相談にのります。また、個別での相談も受け付けています。

産後ケア事業は、家族などから十分な育児などの援助が受けられない産婦とその子で、母親の心身の不調や育児不安があり、産前・産後サポート事業と違って専門的なケアが必要な人が対象で、宿泊型・アウトリーチ型(訪問)・デイサービス型に分かれています。

利用者を宿泊させて産後ケアを行う宿泊型は、母親の身体的・心理的ケア、保健指導、適切な授乳が実

施できるためのケア、育児の手技についての具体的な指導や相談などを受けられます。原則7日以内の利用で、利用料(4,000円~10,000円程度)はかかるものの、上の子供も一緒に利用できる場合もあり、落ち着いた環境でケアを受けることができます。

アウトリーチ型は、個別訪問。自宅に来てくれるので母子が移動する必要がなく、家族関係や住環境を見てもらうことで生活全般の助言が得やすくなっています。

デイサービス型は、個別や集団での指導を受けることができ、悩みの共有や仲間づくりを目的とした相談・グループワーク等が受けらます。

施設に直接出向かなくても、電話で相談できるところも多くなっています。まずは、各市町村の役所で子育て関連の部署や、地域の保健センター」「子育て支援センター」「子育て世代包括支援センターに電話をしてみましょう。

-2.産前・産後家庭支援ヘルパー派遣事業とは?

自治体によって多少呼び名は違っていますが、出産前後で体調不良のため育児や家事を行うことが難しい家庭に、ヘルパーを派遣して育児や家事を手伝う事業です。民間の業者に委託している場合もあります。利用回数や1回の利用時間、産後○ヶ月以内、などという利用条件はありますが、母親の育児や家事の負担を減らすことができるのが大きなメリットです。

ヘルパー派遣事業について、詳しくは各自治体へ電話で問い合わせをしてください。

-3.出産前から育児中まで、母子を長くサポートするサービス

産前から産後の子育てをサポートする「産後ドゥーラ」、「産褥(さんじょく)ナニー」など、スタッフが家庭に派遣されるサービスが、日本でも最近知られるようになりました。家事や育児に関する専門知識や経験があり、母親は自宅というリラックスした環境で体を回復でき、育児に対してより意欲的に取り組むことができます。

※一般社団法人 ドゥーラ協会

※ポピンズナニーサービス

-4.民間の産後ケア施設の利用も

出産時の入院とは別に、育児支援や母親の体調管理などを目的に、病院や助産院などに宿泊する「産後ケア施設」。出産直後日中に手を貸してくれる人がいない場合や、育児や自分の体調に不安がある場合でも、看護婦や助産師などがいる産後ケア施設ではリラックスして心身の回復に努めることができます。

ほとんどの場合個室なので、周囲に気兼ねすることもなく赤ちゃんとの時間をゆっくり過ごせる環境です。また、ホルモンバランスの不安定な産後に悩みや不安があっても、スタッフにすぐに対応してもらえるのも心強いでしょう。

※一般社団法人 日本産後ケア協会

-5.さいごに

私が長女を出産した10年前、1カ月間の里帰りから自宅に帰ってくると同時に黄昏泣きが始まり、真夏だったため外出もままならず、市の助産師さんの新生児訪問がとても嬉しかった記憶があります。命を守り、育てていくことはとても素晴らしいことですが、そのプレッシャーに押しつぶされそうになっている方、自身の体の回復が思うようにいかない方、育児が思うようにいかない方、悩みはそれぞれ皆あると思います。どうか、肩の力を抜いてつらさを我慢しないで、相談してくださいね。今回の記事が、みなさまのお役に立てることを祈っています。

ライター:和田美恵


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