『母子感染』は怖い?

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妊娠4か月ごろの気がかりとして「母子感染」があります。

母子感染とは、もともと母体が持っていたり、新たに感染したウイルスや細菌の中で、妊娠中や出産時、あるいは母乳を通して胎児や赤ちゃんに感染するものです。

妊娠初期の検査でわかることが多いので、正しい知識を持っておきましょう。

 

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母子感染


発病していなっくても感染している人をそのウィルスの「キャリア」といって、
母子感染によって胎児をキャリアにしてしまう心配がありますので、妊娠のできるだけ早い時期に検査して予防や対策が必要です。

母子感染の心配がある病気が100%胎児に影響するわけではありません。

可能性(確率)は病原体によって異なります。

 

●B型肝炎ウィルスのキャリア

HBs抗原陽性は心配ないのですが、HBeの場合は、感染率が高くなるので、注射やワクチン接種で赤ちゃんへの感染を防ぐことができます。


●C型肝炎ウィルスのキャリア

 母子感染率は9.4%です。感染しても3割は3歳までに自然にウィルスが消え、その後もインターフェロン治療等でウイルスが消える場合がありますのでしっかり治療してください。


●風疹の免疫がない 

 免疫のない妊婦が妊娠初期に風疹に感染してしまうと、胎児が心疾患や難聴、網膜症などの病気を引き起こす心配がありますので、注意してください。

なるべく風疹患者の近くには寄らず、心配なときは血液検査をして抗体を調べた方がいいと思います。


●GBS(B群溶血性連鎖球菌)が陽性 

 出産時に赤ちゃんに感染してしまうと死亡率が高く後遺症が起こる可能性も高いので、抗生物資で治療が必要です。


●トキソプラズマの免疫がない 

 生の豚肉やペットの糞に含まれる原虫のことで、胎内感染してしまう心配があるので、免疫がない人は、調理の際には注意してください。免疫がないとわかったら、ペット、特に猫の糞に素手で触れないように注意します。

調理の過程で生の豚肉に触れたときにはよく手をあらいましょう。

また豚肉を半生で食べないように注意しましょう。土いじりは手袋をはめて行い、あとはよく手を洗うことも大切です。

母子感染の感染確率は病原体によって異なるので、
きちんと医師に聞いて対策をとれば安心です。

 

 


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