出産後に「妊娠線が無ければ海も温泉も、プールも楽しめるはずなのに」と思ったことはありませんか? 妊娠線はママががんばった証とも言えますが、女性としてきれいな肌を保っていたいものですよね。
ここでは、妊娠線ができてしまう原因と改善方法、予防方法までご紹介していきたいと思います。
「肉割れ」ってそもそもなに?
妊娠中に起こるお腹の「肉割れ」とは、成長期や妊娠時にできる「ストレッチマーク」のことをいいます。妊娠時お腹にできる肉割れに限り「妊娠線」と呼びます。
肉割れは一度できてしまうと、なかなか消えにくいものです。ですが、ケアすることで予防もでき、できてしまった肉割れも薄くすることができます。
妊娠線の原因
妊娠すると、お腹は急激な成長を始めます。これに皮膚の内部(真皮)がついていけずに傷がつき、肌表面に亀裂が入ったような線ができるのですが、これが妊娠線です。
肌の表面は血液の循環が悪くなり、身体に不純物が溜まりやすくなっています。そうなると、亀裂が入った肌の再生力が衰え、妊娠線が残りやすくなるのです。
また、妊娠中の肉割れは腹部の下部分など自分で見えない部分で進行している場合があるので注意が必要です。
妊娠中の肉割れは成長期と同じく避けることはできませんが、肌を清潔に保ち、保湿と血行を良くするよう工夫をすれば、肉割れの予防につながるでしょう。
肌のターンオーバーを促す
肌は一定のペースで常に新しい細胞を生み出し、古い細胞をアカとして自然に落としてくれるので、肌表面を綺麗な肌に生まれ変わらせています。
このサイクルをターンオーバーといいます。
傷が修復されて徐々に目立たなくなってくるのはこの働きがあるからです。
お腹の肉割れも傷と同じで、肉割れが気になる方は肌の新陳代謝を促し、細胞の生まれ変わりを促進して、徐々に肉割れを目立たなくしていきましょう。
妊娠中は女性ホルモンの影響で、色素沈着もおきやすく、妊娠線も出産直後は目立ってしまいます。しかし、産後にホルモンバランスが正常になればターンオーバーも正常に繰り返されるようになり、妊娠線はじきに目立たなくなります。
ターンオーバーを鈍らせない為に
ターンオーバーは28~56日程度で行われています。
この周期を鈍らせないためには、肌の乾燥、睡眠不足、栄養不足、ストレスの多い生活ではいけません。正常な代謝にするためには、肌の保湿と健康的な生活習慣を保っていることが大切です。
肉割れを目立たなくするために自宅でできる事
保湿クリームでマッサージ
- クリームつけた手で気になる妊娠線を左右に大きくさすりましょう。
- これを左右10回ずつです。
- 気になる箇所のお肉を上下に動かします。こちらも左右10回ずつ行ってください。
- 気になる部分のお肉をつまみ、上下に互い違いになるように動かします。
- 気になる箇所を軽く叩く
- 手の平でお椀型になるよう、くぼみを作り妊娠線を軽く叩きます。血行を良くするイメージを持って行いましょう
- 最後にクリームを指の腹で、肌の奥まで浸透するようにマッサージしてください。
ちょっとした工夫で妊娠線は予防でき、また出産後でも妊娠線は薄くすることが可能です。クリームの他にも、オイルを試してみるなど、自分にあったやり方を見つけて、きれいなお腹・お肌を取り戻しましょう。