母乳やミルクだけを飲んで育ってきた赤ちゃんも、大人と同じように食事ができるための準備を徐々に始めます。すりつぶしたほんの一口のおかゆから始まって、歯ぐきでしっかり食べ物をかめるようになるまで、ステップを踏んで離乳食をすすめます。赤ちゃんにとっては、離乳食によって栄養を得るだけでなく、食べることの楽しさや、食材の味などを知る時期でもあるので、ママもパパもぜひ一緒に食事を楽しみたいですね!
とはいえ、新米ママも初体験であろう「離乳食」。今回は、離乳食とはどんなものなのか、“離乳食のいろは”をちょっと予習しておきましょう!
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離乳食はいつから、いつまで?
厚生労働省が2007年に発表した「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳の開始の時期としては、生後5・6か月頃が適当とされています。みなさんの親世代など以前は、生後2・3か月で果物などの果汁を与えることも多かったのですが、果汁を与えることによって母乳やミルクなどの摂取量が減少し、必要な栄養の摂取量の低下も心配されるため、今は勧められていません。早すぎるスタートは、赤ちゃんの消化器官の準備ができていないし、スプーンを口の中に入れても押し出そうとしてしまいます。
生後5・6カ月から始まる離乳食は、始めは1日1回から始まり、約1カ月後には2回に、そして生後9カ月頃からは3回と徐々に回数を増やしていきます。離乳の完了は、先ほどの「授乳・離乳の支援ガイド」によれば“形のある食べ物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳または育児用ミルク以外の食物からとれるようになった状態”のこと。時期は生後12カ月から18カ月頃です。また、この時期までに卒乳しなければいけないわけではなく、食事に影響がないような授乳ならば大丈夫です。
離乳食の初期・中期・後期・完了期とは?
離乳食は、成長に合わせて徐々に調理方法や食材の量、固さなどを変化させていく必要があります。
進め方のおおよその時期は次の通りです。
■5~6カ月頃 初期(ゴックン期)
↓
■7~8カ月頃 中期(モグモグ期)
↓
■9~11カ月 後期(カミカミ期)
↓
■1歳~1歳半 完了期(パクパク期)
それでは、それぞれの時期ごとに、どんな風に進めていくのか見ていきましょう。
■5~6カ月頃 初期(ゴックン期)
離乳食のスタート時期。赤ちゃんの機嫌が良い時、体調がよい時をみはからって10倍がゆ(生米1:水10の割合で炊いたもの)をすりつぶして裏ごししたものをまずは小さじ1杯食べさせてみます。かかりつけ医があいている時間帯ならば、新米ママも安心ですね。この頃は食べ物を上手にゴックンできるようになればOK。離乳食のあとに母乳もミルクもたくさん飲ませて大丈夫です。
10倍がゆに慣れたら、ゆでた野菜のペーストに挑戦。食物アレルギーの心配もあるので、初めての食材は量を少なく、赤ちゃんの体調や様子をよく観察しましょう。1カ月がたった頃、1日2回食にステップアップ、煮てすりつぶしたパンやうどん、豆腐や白身魚、果物などにも挑戦しましょう。
■7~8カ月頃 中期(モグモグ期)
舌でつぶせる固さのものを与える時期。モグモグと口を動かしてかめるように、なめらかにつぶしていた食材を少しずつ形があるようにして与えていきます。2回食に加え、母乳は好きなだけ、育児用のミルクは1日3回程度とされています。
かゆは7倍がゆ、鶏のささみや納豆、無糖のヨーグルトなど使える食材も増えます。
■9~11カ月 後期(カミカミ期)
歯ぐきでつぶせる固さのものを与える時期。固さの目安でよく言われるのが、指でつぶせるバナナの固さです。この頃には、朝・昼・夕の3回食にして、離乳食のあとに母乳は好きなだけ、育児用ミルクは1日3回程度とされています。手づかみで食べたがる赤ちゃんや、食べたり食べなかったり食べムラのある赤ちゃんもいます。
かゆは5倍がゆ、赤身の魚や肉、野菜全般など。調味料を少し使って、薄く味がついたものも食べられるようになります。
■1歳~1歳半 完了期(パクパク期)
離乳食から幼児食に移行する時期。サイコロ状やスティック状など、いろいろな形の食材が食べられるようになります。前歯が生えている子どもも多く、前歯でかじりとって食べることもできるようになります。手づかみ食べのほか、スプーンを使って食べようとする子ども。食事以外に1日1~2回のおやつもOK。母乳は食後に、育児用ミルクは牛乳やフォローアップミルクに替えます。
さいごに
新米ママやプレママのみなさん、離乳食とはどんなものか、少しはイメージできましたか?「離乳食」についてはまだまだお伝えしたいことがたくさんあります。ぜひまたサイトをチェックしてみてくださいね!
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