今年も残すところあとわずかとなりましたね。年末年始には実家への帰省を予定しているご家族も多いと思います。普段忙しいママもしばしの間羽を休められるチャンス、そして実家では孫が来るのを楽しみにしているおじいちゃん・おばあちゃんがいることでしょう。
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子どもを連れて帰省する場合、いつもと違った環境で過ごすことになるので、想定されるケガとその対策をお伝えします。
対策にはおじいちゃん・おばあちゃんの協力もかかせません。ちょっと会わない間でも子どもの成長は早く、この前の帰省には注意しなくて良かったことも、今回はできることが増え、注意しなければいけないことも変わってきます。おじいちゃん・おばあちゃんには、どんな点に気をつけたらいいかを具体的に話して、楽しい帰省になるように、家族で見守っていきたいですね。
ストーブやヒーターなどでのやけど
冬の寒い時期にはストーブを出している家も多いですね。ところが、ストーブの上に置いてあった鍋を興味本位でうっかり子どもが触ってしまったり、ストーブそのものに触ってしまったりして、火傷をすることもあるので注意が必要です。ストーブ以外にも、ファンヒーターの熱風や熱いお茶が入った湯飲みなど、火傷の可能性は意外に多いので、原因になりそうなものは子どもの手の届かないところに置いておくのが原則。大人はぬくぬく温かいこたつも、子どもの低温やけどには注意しましょう。
ストーブには、周りを柵で囲む「ストーブガード」がおすすめ。小さな子どもの手が届かないように設計されているものを選ぶと安心ですね。
階段や段差のある場所での転倒・転落
子どもの家庭内の事故で、最も多いのが階段での事故。つかまり立ちや、つたい歩きのできる子どもならば、階段も上ってしまいます。マンション育ちの子どもは、室内に階段があることが珍しく、上ってみたはいいけれど、途中でバランスを崩して落ちてしまったり、2階からの階段を転げおちてしまったりと、一歩間違えば大けがにつながりかねないことも。ベビーガードなどを取り付けて、階段のある場所には近づかないようにする工夫が必要です。
窓は開けっぱなしにしない
外に出られるガラス扉を開けっ放しにしたり、高い場所にある窓に届くような足場になる物を置いたりすることももちろんNG。頭が重い子どもは、ちょっとバランスを崩しただけでも頭から落ちてしてしまうことがあります。転落事故は家庭内の事故としてしばしばおこっているので、「まさかここまでは上らないだろう」と思っても細心の注意を払いましょう。常に大人の目が届く範囲で子どもを遊ばせ、窓にはチャイルドロックの対策もしたいですね。
安全対策が必要なお風呂場
子どもは水でばしゃばしゃ遊ぶのが大好きですが、水を張った浴槽にうっかり近づいてしまったり、浴室内で転倒したり、熱いお湯が出る蛇口を触ってしまったりと、浴室は何かと気をつけたい場所の一つです。特に昔の造りの浴槽は深さがあるので注意。帰省中はおじいちゃん・おばあちゃんと一緒に入浴することもあるでしょうが浴室で大人が髪を洗っているちょっとの間に、浴槽でおぼれそうになった、という例もあります。入浴中でも目を離さないことはもちろん、浴槽の蓋は必ずする、浴室のドアは開けっぱなしにしないなど、安全対策を徹底しましょう。
ドアや家具などでの指はさみも多発
引き戸の戸袋の間に手を入れる、ドアの蝶番の部分に手を差し込む、など大人なら絶対にしないようなこともやってしまうのが子ども。指をはさんでケガをした、というケースはとても多く、同じ時期に帰省していたいとこたちとの遊びに夢中になって、ついうっかりやってしまうことも多くあります。
ドアには、ドアの上部や側面に取り付けて、完全にドアが閉まりきらないようにするドアストッパーがおすすめ。立っちや一人歩きできるお子さんならば、手が届かないような場所に取り付けましょう。
さいごに
小さい子どもがいる家庭では普段から気をつけていることでも、そうでない家にとってはそもそも何が危険なのかが分かっていないことがありますよね。子育て経験者であるおじいちゃん・おばあちゃんにも、再確認の意味で、こういう時期だから「○○してもらいたい」と伝えましょう。
家の中にはたくさん大人がいたのに、誰かが見ていてくれていると思って安心していると、お互いにそう思っていた、と勘違いするのも、よくあることです。
いかがでしたか。
普段できない遊びをしたり、パパやママとは違ったコミュニケーションをとったり、子どもにとってきっと楽しい思い出となるはずの、おじいちゃん・おばあちゃんと過ごす時間。万が一のことを考えて、念のため保険証や病院にかかるための資格証、母子手帳なども持って、どうぞ親子でリフレッシュできる年末年始をお過ごしくださいね!
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