好奇心いっぱいの子どもにさせたい、アウトドア経験!

子供とキャンプ

 

新緑が美しいこの季節は、子どもと一緒に外に出るのも楽しいですね。風のくすぐったさや、太陽のあたたかい光、さまざまな音や声、目にする街の風景など、家の中よりもたくさんの刺激が外にはあります。そしてたいていの子どもはそんな刺激をとても楽しんでいるものです。

 

天気の良い今の時期ならば普段のお散歩や外遊びのほかに、アウトドア体験もおすすめ。ママ自身の気分転換にもなり、いつもと違った子どもの表情を見ることができますよ!

 

 


◆アウトドア初級編:自然と触れ合えるピクニック

広々とした自然公園や観光牧場などは、赤ちゃんから幼児まで家族で楽しく過ごせる場所。レジャーシートやお弁当を持って出かけましょう!日差しを遮るワンタッチテントがあると、着替えたり、食事をとったりするのもラクにできます。

 

青々とした芝生の上をハイハイしたり、靴を脱いで歩いてみたり、植物に触ってみたり、さまざまなことを体験して子どもの感性はどんどん豊かに育っていきます。もしかしたら食事よりも遊ぶことに夢中になってしまう子もいるかもしれませんが、熱中して何かをする、ということは幼児期にはとても大切なことです。

 

観光牧場は、小動物を抱っこしたり、保護者同伴で乗馬体験ができたり、普段とはちょっと違う体験をするのにもってこい。本やテレビで知っていても、実際の大きさや色、手触りなどを肌で感じるのとはまた別。「お馬さんが歩いているね」「おいしそうに餌を食べているね」など、語りかけながら子どもの世界を広げてあげたいですね。

 

 

アウトドア中級編:達成感を得られるハイキング

 

転ばずに歩けるようになったお子さんならば、ハイキングが楽しめます。最初は天気の良い時を見計らって、ロープウェーやリフトなどで中腹や山頂近くまでアクセスして周辺を散策する、という方法がおすすめです。登ることは簡単でも、下りはちょっと苦手…というお子さんもいるので、声をかけたり、手をつないだり、パパやママのサポートも大切です。

 

子どもは途中で気が進まなくなると急に歩かなくなってしまうこともあるので、いざという時のおんぶ紐や、ベビーキャリーの用意は忘れずに。山の天気は変わりやすいので、荷物は多少多くなってしまいますが、山の天気は変わりやすいので雨具や防寒具も用意しておきましょう。

 

たとえ小さな山であっても、子どもにとって、登り切れたという達成感は、自信につながるもの。アスファルトで舗装された道とは違い、でこぼこ道を歩くことで上手なバランスとり方を体が自然に学んでいきます。「あそこの見晴らし台までがんばろう♪」と励まして、時にはアメやラムネなどで休憩タイムを取りながら、子ども自身の力で頑張る機会を与えたいですね。

 

 

アウトドア上級編:家族の一員としての意識も芽生えるキャンプ

 

親子でのアウトドア体験と言ったら、やはりおすすめしたいのがキャンプです!外で寝る、というワクワク感は何ものにも代えがたいものですし、好奇心でいっぱいの子どもにとって絶好の体験です。

 

慣れない場所で寝つけないのでは、と思いがちですが、昼間にいっぱい自然のなかで遊べば、意外にも早く寝ついてしまいます。夜早く寝て、朝は食事前にお散歩、なんてこともキャンプならば簡単です。

 

「ちょっとハードルが高いなあ」と思う方には、設備がしっかり整っている『高規格キャンプ場』をおすすめ。キャンプ用品のレンタルをはじめ、炊事場・トイレ・風呂などの設備が整っていて、子どもの遊び場があり、管理人が常駐している、など条件が整ったキャンプ場ならば子連れファミリーも安心です。中には、スタッフがテントの設営の方法をレクチャーしてくれたり、小さな子ども連れファミリーには炊事場やトイレが近いサイトを案内してくれたりするキャンプ場も。

「テントに挑戦する前に、キャンプ場がどんな感じか体験してみたい」というファミリーは、ログハウスに泊まる方法もありますよ。

 

≪キャンプをする際、子連れファミリーが特に気を付けるべき3点≫

1)子どもの「火傷」。バーベキューなど火を使うことも多いので、子どもに「近づくと熱いよ」「触っちゃだめだよ」と話すことはもちろん、親もしっかり目を配りましょう。

 

2)暗いのが怖い、と思っている子どももいます。食事などは明るいうちになるべくすませ、暗いところはライトで照らしてあげましょう。暗いとテントを固定しているロープには足を引掛けやすいので、特に注意。

 

3)「虫さされ」対策には、長袖・長ズボンを。虫よけスプレーや虫よけシールを使えばより安心ですが、肌を露出しないことは予防の基本です。

 

 

キャンプでは自然に触れ合うことはもちろん、子どもの成長につながるチャンスもいっぱい。テントを張る時、食器を並べる時、食事を作る時、さまざまなシーンでちょっとしたお手伝いを頼むことで、小さいながらも、子ども自身が家族の役に立つ喜びを味わうことができますよ。

 


 

さいごに

アウトドアでの経験は、小さな頃こそいっぱいさせたいことの一つ。花や草木の名前を教えたり、一緒に虫を取ったり、自然の中で、パパやママが子どもに教えてあげられることは意外にたくさんあります。ゴールデンウィークももうすぐなので、ぜひ普段できない経験をお子さんと一緒に楽しんでくださいね。

 

ライター 和田美恵

 


 

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