母乳は赤ちゃんとママにとってパーフェクト!

★キッズデザイン賞受賞★ラクラクふわふわバルーンオール


日増しにおっぱいがどんどん大きく張り出してきましたね。赤ちゃん誕生に備えて、母乳の準備が進んでいます。

赤ちゃんは生まれた直後から6ヵ月頃まで、母乳だけで育つことができます。生後半年で、約3kgだった赤ちゃんの体重は7~8kgになり、脳や運動機能も著しく発達します。

母乳は赤ちゃんにとって、パーフェクトな栄養食品なのです。

しかも、おっぱいを吸われることで出てくるホルモンは、ママの子宮を収縮させて回復を早めます。母乳育児を進めていくと、ママのお腹まわり、腰まわりにだぶついた脂肪が、母乳の脂肪に変わっていきます。つまり、母乳育児はママをも健康に無理なくスリムにするのです。

そのすばらしさ、メカニズムを知れば、母乳育児はもっともっと楽しくなります。

自信をもって母乳育児を続けることができるように、今からおっぱいの準備をしていきましょう。

 

 

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母乳育児

 

 

母乳育児はいいことづくめ!!

母乳には免疫成分がいっぱい

赤ちゃんが子宮の中にいたときには、ママから胎盤を通して免疫グロブリンG(IgG)という免疫をもらっていました。生まれてからは、母乳を通して免疫をもらいます。それが免疫グロブリンA(IgA)。この免疫成分は、赤ちゃんの口や胃や腸の粘膜、さらには中耳や気管支などの粘膜にまで広がって、細菌やウイルスの侵入を防ぎます。粘膜のバリアとなって、赤ちゃんを病気から守るのです。アレルギー源となるたんぱく質も通さないので、アレルギーにもなりにくいのです。

 この免疫グロブリンAは、産後5日くらいまでの間に分泌される、トロッとして黄色っぽい「初乳」に特にたくさん含まれています。最初からミルク育児と決めている人も、この初乳だけはがんばって飲ませてあげましょう。

 

母乳は消化がよく、飲みたいだけあげても安心

母乳はミルクより消化が良いと言われてます。ミルクの原料となる牛乳に含まれるたんぱく質の比率は3.5%なのに対し、母乳は1.5%と少なめ。さらに、母乳のたんぱく質は牛乳のたんぱく質よりも消化が良いのです。

 また、1回の授乳でも最初と最後では含まれる脂肪の量が違います。飲みはじめは脂肪分が少なく、最後の方は多いのです。これは、あっさりした前菜から始まって、メイン、デザートと進むフルコースのようだと思いませんか。赤ちゃんは、このような成分と味の違いで満足感を感じ、おっぱいを離すのです。

 

スキンシップで母と子の絆が深まる

赤ちゃんを抱き、母乳をあげることで、愛しい気持ちがだんだんとわいてきます。母乳はママと赤ちゃんの絆を深める大きな役割を果たしています。だからといってミルク育児では絆づくりができないということではありませんが、授乳時間を親子が密着して過ごすことができる、もっとも有効な手段だと思います。

 

産後の体の回復が早まり、スリムになる

母乳は、ママの脳下垂体から分泌されるホルモンによって作られます。このホルモンには、乳腺のまわりの筋肉を収縮させて、母乳を乳腺から出す働きがありますが、同時に子宮の収縮も促します。おっぱいをあげていると、お腹がキューンと痛くなることがありますが、それはこのホルモンのせいです。おっぱいを吸わせることで、ホルモンが分泌されて、大きくなった子宮が元のサイズに戻っていきます。また、母乳を作るためにカロリーを消費するので、産後の体も自然にスリムになっていきます。

 

手間もかからず、経済性も◎

母乳は、経済的にも大きなメリットがあります。哺乳びんや乳首、消毒器具もいりませんし、粉ミルク代もかかりません。ある調査によると、赤ちゃんの育児にかかる1ヵ月の費用は1万2000円以上で、このうちミルク代は4000円弱と言われてます。そうすると、母乳の場合、1年間で約5万円の節約になります。さらにミルクと違って温めたり、冷ます必要もありません。そう考えてみると、母乳を出すためにがんばってみようという気持ちになりませんか。

 


 

赤ちゃんが吸いやすいおっぱいを作ろう

いくら母乳が作られていても、母乳が出ていく乳腺が開いていなかったり、赤ちゃんがうまく吸えなければ、母乳育児はできません。

おっぱいには個人差がありますので、赤ちゃんに上手に吸ってもらえるようなおっぱいに自分で作っていきましょう。

 

柔らかくて伸びる乳首が、いいおっぱいです

赤ちゃんは、舌と上あごを使い、乳管洞にたまったおっぱいをしごくようにして飲んでいます。赤ちゃんの口の中で、乳首はびっくりするほど伸びています。乳管がつまっていないでちゃんと開通していること、乳輪部まで柔らかくて伸びるおっぱいが、赤ちゃんにとって、吸いやすいおっぱいなのです。

 

自分の乳頭をチェックしてみて

自分のおっぱいは、どんなおっぱいなのかチェックしてみましょう。下記のようなおっぱいの人は、赤ちゃんが吸いにくいですので、妊娠中からケアを心がけておきましょう。なかなか自分では分かりませんので、通っている産院の医師や助産師さんに診てもらうといいでしょう。

 

<陥没・扁平乳頭の人は・・・>

ブレストシールドや乳頭吸引器を使って奥に引っ込んだ乳頭を出してみましょう。しばらくするとまた、奥に入ってしまいますが、毎日少しずつ行って、赤ちゃんが吸いやすいおっぱいを作りましょう。

 

【陥没乳頭】乳頭が奥に入ったままでは赤ちゃんはうまく吸うことができません

【扁平乳頭】乳頭が平らで、やはり赤ちゃんには吸いにくい形です。

 

乳頭、乳輪部のケア

乳輪部まで柔らかくして、赤ちゃんが吸いやすい乳首を作りましょう。このケアは、入浴後に、実施してください。ただし、おっぱいへの刺激は、子宮収縮作用のあるホルモンを分泌させますので、早産傾向にある人、医師や助産師さんからストップされている人はやめましょう。また、おっぱいをケアしているうちにお腹が張ったり、痛くなってきたらすぐにやめます。

 

【圧迫法】

おっぱいを下から支え、反対側の親指、人さし指、中指の3本を使って、乳首のつけ根と乳輪部を5~10秒圧迫します。つまむ長さは、人さし指の第一関節までを目安に。つまむ位置を少しずつ変えながら10回。もう一方の乳首も同様にしてください。

 

【もみずらし】

<縦もみ>

親指を上にして、人さし指・中指の2本をそろえて乳頭をつまみ、前後に指をずらしながら、乳首を縦方向にもみます。乳頭を指の腹でしごくように、前後にもみずらしていきます。左右乳首10回ずつ。

 

<横もみ>

縦もみと同様に乳頭をつまみ、 左右にねじるようにして乳首をもみずらします。指の腹を使い、こよりをよるようなつもりでもみずらします。左右の乳首10回ずつ。

 

【下からのマッサージ】

指をそろえて、右手を左の乳房のつけ根に置きます。小指のつけ根部分が乳房の中央の真下にくるよう垂直にあてます。左手はその手の下に添わせます。小指のつけ根部分に力を入れながら、手のひらで乳房をすくい上げるように持ち上げます。これを左右10回ずつ。

 

【横からのマッサージ】

右手で、左右の乳房の外側(脇)を囲むように置きます。左手は、右手の外側に置いて親指を脇の下に引っかけ、親指のつけ根の膨らみを右手の上に当てます。ひじは体の横への水平に出し、左手の親指のつけ根の膨らみにゆっくり力を入れながら、乳房を中心へ寄せていきます。このとき肩を中心に、ひじを静かに下ろしていくようにします。これを左右う10回ずつ。

 


母乳育児、ホントにできるの? 母乳育児の不安&疑問解決Q & A

赤ちゃんが生まれたら、できるだけ母乳で育てたいと思う人は多いことでしょう。

母乳育児を成功させるには、産後の最初の1ヵ月がカギと言われています。今から準備しておくといいですね。

 

Q 乳房が思ったほど大きくならないのですが、本当に母乳は出るのかしら?

A 乳房の大小は、乳房を構成する脂肪の多い・少ないに関係しているので、おっぱいの出方とは関係ありません。もともと小さなおっぱいの人でも、妊娠中にあまり大きくならなかった人でも、出産して胎盤が出ると、ホルモンバランスが変化して、一気に母乳を分泌させるモードになります。実際に母乳が分泌されるようになるのは産後3日目からなので、それまでは乳頭を柔らかくして、赤ちゃんのために準備しておいてください。

 

 

Q 産後2ヵ月で、すぐに仕事に復帰しなければならなくなりました。それでも母乳育児は続けられのかなぁ?

A 会社に復帰したあとは、おっぱいを搾乳して冷凍し、それを解凍してあげることができます。職場では、ロッカールームや談話室等を借りて搾乳し、冷凍庫に入れておきます。小規模の保育ルームや家庭保育所では、冷凍母乳を預かってくれるところもありますので、預け先を探す際、聞いてみるといいでしょう。どちらも難しい場合は、昼間はミルク育児、朝晩と土日は母乳育児、と混合で育てていくこともできます。

 

 

Q 母乳育児のためには母子同室がいいと聞きましたが、母子別室の病院で出産なんです。母乳育児はだいじょうぶ?

A 入院中は母子同室で、授乳時間を気にせずにおっぱいをあげられる環境がベストですが、別室でも母乳育児はできます。ただし、母乳が少ないときにミルクを足すかどうかを病院に確認しておきましょう。病院でミルクを足すのが当たり前になると、退院後も母乳だけだと不安になってしまいます。「なるべく母乳育児をしたいので」と助産師さんに頼んでおいて、おっぱいの具合をみてもらい、母乳がしっかり出せるようにアドバイスをもらいましょう。

 

 

Q 医師から「帝王切開になるかもしれない」と言われました。自然分娩でなくても母乳はちゃんと出るの?

A 帝王切開でも、もちろん母乳は出てきます。自然分娩の人は出産直後から母乳指導が始まりますが、帝王切開の人は手術後2~3日目から母乳指導が始まります。少し遅くなってしまいますが、母乳を上げることで子宮が収縮して、帝王切開の傷の治りもよくなるので、積極的に母乳育児をしていきましょう。

 

 

Q 出産直後のカンガルーケアをしたいのだけど、医師にお願いしたほうがいいのかしら?

A 出産直後の裸のママの胸の上に、生まれたばかりの裸の赤ちゃんを乗せて抱っこさせる「カンガルーケア」。もともとは保育器不足のコロンビアで、未熟児を裸の母親に抱っこさせたところ、生存率が大きくアップしたことで注目されるようになった方法です。

カンガルーケアで生後30分以内におっぱいを飲ませ、赤ちゃんに「おっぱい」をインプットさせると、その後の授乳がスムーズになるといわれています。

ただ、こうしたケアを必ずしてくれるかどうかは、病院の方針によって違います。もし、その病院で行っていないようなら、出産前に医師に希望を伝えておき、分娩中にも当日の担当医にリクエストしておくといいでしょう。最近では、こうした要望をできるだけ取り入れてくれる病院も増えてますから、頼む価値はあると思いますよ。

 

 

Q 粉ミルクも進化しているので、母乳育児にこだわることはない、と医師に言われました。

A 母乳は確かに赤ちゃんにとって、いちばんの栄養ですし、特に初乳は大切なものです。けれども、母乳育児を行っていくためには、本人の努力や家族の協力が不可欠です。母乳でないと絶対にいけないか、というとそんなことはありません。さまざまな理由から、母乳育児ができないときは、ミルク育児に切り替えましょう。母乳育児がストレスになって、楽しいはずの育児が苦しいものになっては残念です。

粉ミルクは、それだけで赤ちゃんが健康に育つ「完全栄養食品」ですから、基本成分と分量は法律で決められています。ですから、どのメーカーでも成分にほとんど差がありませんが、各社とも母乳に近づけるための研究開発が日々進められ、少しずつ進化しています。赤ちゃんが病気にかからないような免疫成分の開発も進んでいます。粉ミルクでも赤ちゃんは立派に育ちます。そういう意味で、あまりこだわらなくてもいいと医師は言うのでしょう。できる範囲で母乳育児を進めていけばいいと思います。

 

母乳育児は、赤ちゃんの発育にいいだけではありません。

ママの美容と健康、母子の絆づくりや、家計にもやさしいなど

いいことづくめですので、チャレンジする価値ありですね。

 

 

 


 

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