新生児、乳幼児の赤ちゃんの夜泣きは避けては通れない道です。しかし、真夜中にとつぜん起こされるお母さんにとっては寝不足の原因となり、毎日の家事と育児への大きな負担になります。
夜泣きの原因は赤ちゃんひとりひとりで違っているため、確実に泣き止ませる方法はまだ見つかっていません。しかし、夜泣きの原因には日中の生活で回避できるものがたくさんあります。
今回は赤ちゃんの日中の生活から起こる夜泣きの原因とその対策を紹介していきます。
夜泣きの原因は生活リズム
普段の生活と違う出来事も赤ちゃんを興奮させたり、生活リズムを狂わせるため、夜泣きの原因になります。
例えば、日中に近所の公園へ散歩にでることは赤ちゃんの眠りを促進してくれるので良いのですが、車で少し遠くへ行くことは避けたほうが良いでしょう。、来客がある日や早めに帰宅できたお父さんと遊んでしまうなども、赤ちゃんの生活リズムに影響を及ぼしてしまいます。
とはいえ、どうしても避けられない場合もあります。なので、遠出をするときは普段の昼寝の時間と移動時間を合わせたり、周りの人に夜泣きの原因になってしまうことを理解してもらって赤ちゃんの生活リズムを変えないようにしましょう。赤ちゃんが楽しそうなら夜泣きを覚悟してしまうのもひとつの手です。
睡眠から始まる生活習慣
新生児の赤ちゃんはまだ昼と夜の区別がついていないため、昼夜関係なく寝たり起きたりを繰り返します。そして、時間をかけて生活リズムを身に付けていきます。これを正しく習慣づけできないと睡眠障害の原因になり、成長ホルモンの分泌を妨げてしまいます。
生活リズムを身に付けさせるには起床時間と就寝時間を決めることが大切です。朝は朝日をよく浴びせるために、6時から8時の間で起こしてあげてください。朝日はで赤ちゃんの体内時計に働きかけ活動状態に導いてくれます。夜も18時から20時の間には寝かせて、暗くなったら眠る習慣を付けさせましょう。
ちょうど良い昼寝のしかた
赤ちゃんの夜泣きの原因のひとつに昼間の記憶が蘇るからというものがあります。これを防ぐためには昼寝が大切です。ただ、昼寝の時間と回数を間違えると、夜の睡眠に影響を及ぼすことになるので注意してください。
1日の昼寝の時間は1時間から2時間が良いとされています。回数も午前と午後の1回ずつや午後の1回だけ、と決めておくと寝付きやすく生活リズムも整えられて効果的です。
昼寝からいつでも自然に起きてくれたら一番良いのですが、どうしても起きてくれないときは、おとなしく寝ていたのに急に動き始めたときに起こしてください。それが赤ちゃんの眠りから覚めやすい状態です。
また、夜の睡眠に影響を与えないために夕方に昼寝をさせないということにも注意してください。
継続が第一
赤ちゃんの日中の夜泣き対策で気をつけることは、規則正しい生活習慣をお母さんがしっかり作ってあげることです。これは赤ちゃんの成長にも大きく関わっています。
赤ちゃんの規則正しい生活はお母さんの家事と育児の両立を助けてくれるだけでなく、自分の時間を作れてリフレッシュもできます。
もちろん個人差もありすぐに身に付くものではないので、まずはじっくり継続していくことが大切です。