女性にとって大きな転換期となるのが、出産ではないでしょうか。
それまで性別問わず、学校に行き就職する…という流れを辿ってきてはいるけれど、出産は女性にしかできない大切な役目です。
子育てについては、“イクメン”という言葉が流行ったり、育児休暇を男性でも取得することができ、実際に取得している男性社員が話題を呼んだりしていますよね。
しかし、周りを見渡してみておわかりのように、実際には多くの部分を女性が担っているものです。
今回は、出産・子育て期のママの働き方について現在仕事を持ちながら子育て真っ最中のベビニティーズサポーター青木かおりさんの日常を教えてもらいながら考えていきましょう。
★ベビーグッズ・コンシェルジュの白石佳子です。
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育児しながら働くということ
通勤時間のこと…
独身時代には感じもしなかった長い通勤時間。しかし兼業ママは忙しく、独身時代よりも時間は貴重なものとなります。
朝も自分の支度だけすればよかったのに、子どもの保育園準備に送り迎えが加わります。
長い方では片道1時間から1時間半、もしくはそれ以上かけて会社に通勤していることも少なくありません。
上記の時間を考えると、“会社に行く”ということ自体が、仕事をする上で何よりも大変だということがわかります。
因みに筆者は往復4時間かけて通勤していますが、そろそろ心身ともに限界です…。
仕事量のこと…
仕事をする以上、責任を持って任務に当たらなくてはいけません。ママでも残業をする必要も出てくるでしょう。
残業は極力したくないということで、時間内に最高のパフォーマンスを出すことを働くママは心がけているものです。
しかしどうしようもない場面にぶち当たることがあるのも事実です。
残業の何がツラいかといえば、残業する時間がママの生命線を左右するのです。
独身のときであれば、時間内にどうしてもできなかった仕事があれば残業をしてこなすことができますが、ママは保育園のお迎えの時間があるので、タイムリミットが存在します。
また残業に限らず、立ち仕事や軽い力仕事がある場合には、それも子育て中のママの体には負担になることがあります。
仕事は勿論頑張るものですが、1番頑張らなくてはならないのは、やはり「子育て」ですものね。
それではママは、どのように会社や働くということに向き合えば良いのでしょうか。
ママが働くために会社と話すべきこと
「勤務時間短縮」について
3歳までは「育児短時間勤務制度」により時短で働くことも考えられます。しかし4歳以降についても、しっかり考えなくてはなりません。
4歳以降については、会社によりけりという感じなので、自分がどうしたいのか会社に伝えてみて下さい。
筆者の周りで多いのは、未就学児の間は時短で働いたというママが多くいます。
因みに“週4正社員”という独自の制度を設けている会社もあるようです。どちらかと言うと型にとらわれないベンチャー企業に、独自の制度を設けているという印象を受けます。
「在宅勤務」について
最近よく耳にする「テレワーク」という言葉。要は“自宅に居ながら仕事をする”ということです。
大手企業では、女性のライフステージの変化や介護をしていても仕事ができるように、テレワークを導入する企業が増えてきました。
前例がないと、なかなか難しいことかもしれません。しかし皆さんからの訴えにより、会社も社員の働き方を見直す機会になることもあります。
ぜひキッカケを作るためにも申し出てみてはいかがでしょうか。
「仕事内容」について
仕事をガツガツやっていた方も、納期や残業、体力など考えると今現在の仕事内容を子育てしながらでは、無理だと感じることもあります。その場合には、部署異動を申し出てみましょう。
筆者のママ友も開発職から事務職に部署異動して働き続けています。
「雇用形態」について
上記の働き方について会社に打診した時に、正社員としての前例がないということであれば、雇用形態を見直すのも良いのではないでしょうか。
雇用形態は、パートやアルバイトだけではありません。業務委託、契約社員という道もあります。
契約社員であれば、規則が若干緩くなる場合もあるようです。
また、業務委託であれば、会社に雇われるわけではないので出社する必要もありませんし、時間も定時があるわけではありません。(契約内容に寄って常駐や勤務時間に定めがある場合もあります。)
業務委託の場合、様々な手続きを自分で行う必要があるので、面倒といえば面倒ですが、働く上で皆さんが何を1番大切にするかを整理して、最善の策を打つのが良いのではないでしょうか。
思うままに過ごしてきた出産前とは違い、働くママは時間や体力に限りがあります。
もし無理をして体調を崩してしまったら、その影響は家族に広がることでしょう。子どもにとっては、ママが元気で笑顔であることが1番です。
ぜひ、出産を期に変化を遂げたライフワークのバランスを考えて、働くことも子育ても両方笑顔でこなすことができる方法を考えてみて下さいね。
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