★ベビーグッズ・コンシェルジュの白石佳子です。
いつもはプレママや0歳児ママを対象に育児グッズ講座をしていますが、今回は産後ママをサポートする事業者のスタッフの方々を対象に育児グッズ講座を開催しましたので、ご紹介します。
現在流行っている抱っこひも
海外品を含め、たくさんの「抱っこひも」が販売されていますのでその全てを把握することは難しいです。ですので抱っこの形態から大まかに3つに分けてそれぞれの特徴を紹介しました。
抱っこひもに関しては、助産師さんや保育士さん、先輩ママなど、様々な方々がそれぞれの見解でお話しされています。
私は以前ベビー用品メーカーで抱っこひもの開発に従事していた際、3つの形態の抱っこひもを「赤ちゃんの快適性」「ママの楽さ」などを焦点に研究していました。大学の教授と一緒にダミーを使った加重測定・体圧分布図・筋電図等の計測、そしてたくさんのママモニターの感想、それをもとに小児科&整形外科の医師の見解、そして考察がありますので、それをもとにお伝えしています。
①スリング型(主に布で覆うような形で構成されている)
良い点:柔らかくて丈夫な布なので、強度もあり、赤ちゃんやママの体に馴染む
携帯性がある
良くない点:抱っこする際、股関節脱臼に注意が必要
気道が確保されているか注意が必要
②タテ型(新生児からタテで抱っこする抱っこひも)
良い点:赤ちゃんの荷重を肩や腰で分散して抱っこするためママは疲れにくい
良くない点:タテ抱っこはきちんとホールドしていても赤ちゃんの首に負担がかかる構造なので、あまり長時間抱っこせず休む必要がある
③横抱っこ型(新生児期は横にして抱っこし首が座ったらタテ型にする抱っこひも)
スリング型とは異なり、赤ちゃんが横になる面の中には堅いボードが入っていて赤ちゃんの空間を確保できるように形成されている。
良い点:赤ちゃんはベッドに寝ている状態と同じなので負担が一番少ない
良くない点:前方の足元が極端に見にくくなるため、ママは歩行に注意が必要
肩への負担が大きい。
ベビーグッズ使用時の乳幼児の事故について
<抱っこひも>は落下事故が多いですね。最近は落下防止のベルトが付加されてますが、それもきちんと使わないと危険です。また赤ちゃんの位置が低すぎたり、ベルト調整が体に合っていない場合もありますのできちんとした装着位置を学ぶ必要があります。
<チャイルドシート>は正しい装着方法で使われていない場合が60%ぐらいあって致死率も約29倍にもなりますので、装着した後、ぐらつきがないかどうか再確認が必要ですね。
実際に抱っこひもを装着
今回は、抱っこひもだけでなく、生まれたばかりの赤ちゃんを持つママ達に伝えて欲しい、赤ちゃんのケガの事や今後のベビーグッズとのかかわり方等をお話ししました。
チャイルドシートやベビーカーに関しては、ベビー用品のクリーニング&点検をされている『キッズポケット』の小林様にご協力いただきました。
講座を終えて…
常にママに頼りにされているスタッフの皆さんなだけに、受講態度は真剣そのものでした。育児グッズは毎年様々な商品が発売され、早いスピードで変わってきます。ママ達のアンテナは高く、新しい商品を貪欲に使う傾向にあります。育児サポート従事者の皆さんも知識のメンテナンスが必要だと実感しました。
”孤独に育児をしない”という『ままのわ』様の想い、素晴らしいと思いました。私のベビーグッズ・コンシェルジュとしての活動の根底にはこの”弧育をしない”という考えがあります。
みんなで協力しあって一人の赤ちゃんを育てる環境が理想ですね。
<感想抜粋>
●最新のグッズ情報が学べて良かった。
●抱っこひもを実際に使いながら学べた。
●よく質問されるので回答できるようになった。
そんな育児グッズとママをつなぐために、ベビーグッズ・コンシェルジュがいます。
ママと赤ちゃんがもっと笑顔になることを願って。
★育児支援事業者の方のための育児グッズ講座
育児支援従事者の方であっても育児グッズに関しては、ひと昔前の情報しか無かったりしませんか。育児グッズの流れは速いですので、新米ママから聞かれることも多いと思います。講座にご興味がある事業者さまはこちらからお問合せください。
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