共働き世帯が年々増えている昨今。働く理由はそれぞれですが、女性にとっては自分の働き方を変えなくてはいけない時もあります。特に妊娠・出産を機に退職をしたけれど、子育てがひと段落したら再就職をしたいと考えている人にとって、子どもの預け先や再就職活動など頭を悩ませることは多くあります。そこで今回は保活の基礎知識から、再就職を支援してくれる施設やセミナーの紹介など、産後に再就職をしたい方へのアドバイスをベビニティーズライターの和田美恵さんにリサーチしてもらいました。
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就活の前にまずは保活!保活の基礎知識
子どもがまだ幼く、近くに頼れる親戚もいない場合、自身の再就活と共に“保活”も必要になります。住んでいる地域で待機児童がゼロの場合には、求職中という理由で保育園に預けることももちろん可能ですが、育児休業中で復職するために待機している人が多くいる場合には、そもそも空きがないのですぐに保育園に入ることは難しいです。
保育園の種類は
- 保育士等の数が決められているなど国の基準を満たしている『認可園』
- 企業内に設けている保育所や託児室、ベビーホテル、独自の保育をする『無認可保育園』
に分けられます。
このほかに、東京都独自の『認証保育園』や、3歳未満児を対象とする『小規模保育事業所』、『認定こども園』 『保育ママ』などがあります。
認可園(認可保育園)は、公立・私立に関わらず、各自治体に申し込みをします。年度途中の入園は待機児童もいるので難しい状況です。次の4月からの利用を考えている場合には、申し込み時期は10月~11月頃ですが、各自治体によって異なるので、保育園に通わせることを考えているならば、下調べなども含めて少なくとも半年前には行動を開始しなければなりません。詳しくは住んでいる市町村の支援課や保育課などに問い合わせて資料をもらってください。認可園では、保護者の就労状況や、健康状態などをポイント化し、その点数によって入園の選考が行われます。
一方、無認可保育園は、各園によって特色が違い、申し込み方法も異なるのでまずは見学してみましょう。保育の様子や預けられる時間帯、月額費用、自治体からの補助があるかどうかなどを確認しておきます。無認可保育園は空きがあればすぐにでも入ることが可能です。
一般的に、認可園は待機児童が多く、その理由として、施設や職員数が国の基準を満たしていることや、所得に対して保育料が決定し無認可保育園よりも安い、などが挙げられます。
ハローワークや就業支援センターを利用しよう
働きたいという気持ちはあっても、育児や家事と仕事を両立することができるのか、仕事のブランクがあるなど、いろいろ不安に感じている人もいると思います。また、再就職活動をする上で応募書類や面接についてアドバイスを受けたいと感じている人もいることでしょう。そんな時には、ハローワークや自治体が主催しているセミナーなどを利用してみましょう。保活について情報も得ることができます。
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マザーズハローワーク
『マザーズハローワーク』は、子育てしながら就職を希望している人の就労活動を支援する施設。小さな子どもが遊べるキッズコーナーやおむつ替えスペース、授乳室があるなど、子連れでも利用することができます。中には安全を見守ってくれるスタッフが常駐している場合も。マザーズハローワークでは、託児付きで就職支援セミナーを行っているところも多く、面接対策や応募書類の作成のコツなどを学ぶことができるほか、資格取得のスキルアップをサポートする講座も受けることができます。また予約制で専門の女性キャリアコンサルタントが話を聞いてくれるコーナーもあります。
全国各地のハローワークには、『マザーズコーナー』と称して、子育てや介護をしながら就職を希望する人への就職支援や情報提供をするコーナーもあります。
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女性向けの就業支援センター
各自治体によって「ワークステーション」「キャリアセンター」「しごとセンター」など名称は異なりますが、自治体が労働局と一体となってカウンセリングやセミナーなどを主催し、女性の再就職を支援する施設は各地にあります。求職者はその地域の実情にあった就職情報などを手にでき、自治体から委託を受けた就労支援企業は、合同企業説明会や企業担当者との交流事業などを行っています。
託児所付きの職場 or 在宅ワーク
認可園に入るためには保護者の就労状況や、健康状態などをポイント化し、その点数によって当落が決まるのは先ほど説明したとおりですが、“就職活動中”“就職予定”よりも“フルタイム勤務”“週5勤務”のほうが点数は高くなります。また、就労中で既に無認可保育園やベビーホテルなどの利用歴があることも加点になるので、翌年の認可園入園をめざして、今から仕事を探しはじめてもよいでしょう。
再就職探しをする際に、保育所や保育ルームがある会社や職場を探して、子どもを預けて仕事をする、という実績を作ることも一つの手でしょう。保育所や保育室付きの職場は、医療関連から一般事務まで数が増えてきています。
また、最近では在宅ワークの仕事もインターネットなどを通して請け負うことができます。パソコンのスキルや前職の経験を活かして、子どもの世話をしつつ、家での隙間時間を使ってまずは少しずつ仕事をしていくことも可能です。
子どもが幼いうちは仕事の時間をセーブしたい、仕事をすることで生活にメリハリをつけたい、など仕事や家庭に関する考えは人それぞれ。最近では育児や趣味、地域活動など、仕事と生活のバランスをとって充実した生き方をしようという「ワーク・ライフ・バランス」という考え方が広がってきています。皆さんが、お子さんとの生活を楽しみつつ、自分にあった働き方のスタイルを見つけられることを祈っています。
ライター:和田美恵
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