一年で最も寒い季節がやってきましたね。特に赤ちゃんがいらっしゃる方は、授乳や入浴、おむつ替えなど、寒さ対策にあれこれ気をもんでいることでしょう。乳幼児がいらっしゃる方は、寒さで家にこもりがちで、親子でストレスがたまってしまうこともありますね。
そこで今回は、ベビニティーズサポーターのライター和田美恵さんが、ご自身でやっていた冬の育児を乗り切る授乳&入浴時の工夫と、冬の外遊びのすすめをご紹介します。
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授乳の寒さ対策は寝る前の準備が肝心
冬の夜間の授乳は特に大変。特に月齢が小さい赤ちゃんは授乳も頻繁なのでお世話をするママやパパも寒さ対策は必須ですよね。ミルクでも母乳でも、布団から出るとあっという間に寒くなりますから、上に羽織れるカーディガンやフリースなどを用意しておきましょう。上に羽織る服は、寝る前に自分の布団の毛布と上掛けの間に入れておくと、体温で温かくなっているので着た時にほっかほかです。赤ちゃんは小さい毛布やブランケットでくるんであげ、寝てしまったらそのまま布団の中に入れてあげてOKです。
夜間の授乳は、台所まで行くのもおっくうになりますから、ミルクの場合は、枕元にお湯や湯冷ましを入れた魔法瓶、粉ミルク、哺乳瓶をセットにして置いておきましょう。母乳の場合は、授乳できるパジャマやゆったりした服をぜひ用意してください。上に何か羽織っていても胸元をはだけるとスース―して寒いですが、授乳用の服やパジャマは肌を出す部分が最小限。添い乳をして寝てしまっても寒くはないでしょう。
また、赤ちゃんを寝かしつける前に、小さい湯たんぽをベビーベッドに入れておき、足元のほうに移動しておけば、朝まで足元が温かく快適です。ただし、低温やけどにならないよう、湯たんぽはしっかりタオルや袋で包んでおいてください。
授乳が多くて寝ても疲れがとれない、というママは、授乳時の自分の姿勢をちょっと見直してみてください。もしかしたら、寒さに加え、授乳時には赤ちゃんを抱っこしているので無理な姿勢になってしまっているのかも。授乳クッションや枕を使って腕や肩に負担がかからないようにする、壁によりかかるなどして、赤ちゃんの重さを分散するようにしてくださいね。
入浴は入る前の準備と出る前の手際よく
私が赤ちゃんのお世話で最も手を借りたいと思ったのが冬の入浴。特に下の子が首の座らない赤ちゃん、上の子もまだ2歳という、どちらも目を離せない時が一番大変でした。でも慣れれば何とかなるもの。お風呂では赤ちゃんも機嫌がよいことが多いので、親子のお風呂タイムをぜひ楽しんでくださいね。
<お風呂の手順>
部屋を暖め、着替えを広げて一番上におむつを用意→お風呂の蓋をあけて浴室内を暖める→下の子を温かくして洗面所に持ってきたスリングに寝かせる→上の子と一緒に浴室へ入る→上の子と自分を洗ったら、下の子を脱がせて洗い一緒に浴槽に入る→浴槽から出たら浴室内でしっかりタオルで拭く→赤ちゃんを乾いたタオルで包み、暖かい部屋で着替える
ポイントは、浴室が十分暖まってから月齢の小さい赤ちゃんを入れること、出る際には全員タオルで全身の水気をしっかり取る、ということ。体がお風呂で温まっていれば、入浴後はぽかぽかしているので、水気さえとれば、ママの着替えが後回しになってもすぐに湯冷めしてしまうことはありません。今は暖房機能がついた浴室も多いので、それを使ってもいいですね。
ストレス発散!子どもが喜ぶ冬ならではの外遊び
月齢の小さい赤ちゃんは、寒い日に無理に散歩する必要はありませんが、幼児となると一日一回は外に出たいお子さんもいますよね。寒さもつらいですが、冬ならではの自然現象や体験も、子どもにとってはとても不思議で楽しいもの。少ない時間でもいいので、ママもお子さんも十分温かくして、適度に体を動かしながら外を楽しめる遊びができるといいですね。
<冬ならではの外の遊び>
・霜ふみ 霜を見つけてざくざく踏んだり、観察したり、車のガラスについた結晶も探すのも楽しい遊びに。
・氷づくり 食べ終わったプリンのカップなどに水を張っておき、家の外へ。寒い日に氷ができるのが楽しみに。
・雪が降ったら、ぜひ外へ。雪を触るのも貴重な体験。雪だるまを作るのも案外難しいですよ。
<体を温められる外の遊び>
・なわとび 小学校でも冬の体育に行うなわとび。ママが地面の上でなわを蛇のようににょろにょろ動かすのを跳んだり、足で踏んだりするのは幼児でも楽しめます。
・凧揚げ 風がある日は電線がない場所で思いっきり走りまわりましょう。レジ袋で作る簡単な凧の作り方がインターネットで紹介されているので、工作もぜひお子さんと一緒に。
外遊びを楽しんだら、家に帰って手洗い&うがいを忘れずに。冬でも外で遊んだら子どもは汗をかくので、着替えもしてくださいね。
さいごに
いかがでしたか?寒さが苦手なママにはちょっとつらい季節ですが、これは!と思うものがあったらご自身の育児にぜひ取り入れてくださいね。冬の次には、暖かい春が待っていますよ!
ライター 和田美恵
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