妊娠中にしてはいけないことってホント?!

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★ベビーグッズ・コンシェルジュの白石佳子です。

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妊娠と同時に「あれもダメこれもダメ」とさまざまな制約を受けがちですが、妊娠中にしてはいけないことはそんなに多いのでしょうか。 様々な資料や文献を読んでみると、それほど気にしなくて良さそうだと思われることもたくさんあります。

ベビニティーズでは、それぞれの疑問に『Yes』と『No』で迫ってみました。  

 

妊娠

 

 

Work [仕事] 


体と心に負担をかけないで。“ゆとり”を持って働いていますか?

 

  1.ハードな仕事はセーブした方がよい ⇒『Yes』 

妊娠中でも仕事量をセーブしたくないという人、仕事内容や職場環境によってセーブしたくてもできないという人などいろいろでしょう。妊娠中の仕事量はそれぞれの事情によりますが、過労や睡眠不足が続くと血圧が一時期に上がることもあります。このようなときは主治医とも相談して仕事量を控えましょう。

 

2.電磁波は流産の原因になる ⇒『No』 

健康一般にについては日本の総務省、WHO(世界保険機関)ともに影響はないとしています。資源エネルギー庁による妊娠ラットの動物実験では、胎児への奇形性は否定されています。日本産科婦人科学会の見解は出ていませんが、アメリカ産婦人科学会、カナダ厚生省保険局では流産のリスクはないとしています

 

3.電磁波予防エプロンは効果がない ⇒『Yes』 

電磁波は電子レンジなどの家電製品、携帯電話、パソコンから放出されます。なかでもパソコンの電磁波を心配して、電磁波予防エプロンをつけたほうがよいか迷う人が多いのですが、予防効果については科学的に否定されています。

 

4.長距離通勤は流産・早産の原因になる ⇒『No』

流産の大半は受精卵の染色体異常が原因です。早産の原因はさまざまですが、長距離通勤が直接原因になることは稀です。ただ働く妊婦の場合、心身のストレスや過労などから流産・早産率が若干高いという報告もあります。通勤を含めて心身ともに快適な範囲で働きたいものです。

 

5.仕事の強いストレスはなるべく控えたい ⇒『Yes』

ストレスが直接お腹の赤ちゃんに伝わるわけではありませんし、発育を阻害することもありません。しかし、お腹の赤ちゃんをいつくしむ精神的なゆとりがほしいもの。赤ちゃんを思いやる余裕がないほど仕事のストレスが強いのは避けたいですね。

 

6.同じ姿勢でいると腰痛がひどくなる ⇒『Yes』

  椅子に浅く腰をかけて背筋をまっすぐ伸ばすと、腰痛予防になります。肩こり予防にはデスクに座ったまま肩を上下に動かすだけでもいいし、腰痛や背中の痛みを防ぐには、席から立って、背中や腰の筋肉を延ばすストレッチ体操をしましょう。  

 

Fashion [ファッション]


 いちばん大切なのは、快適に過ごせるかどうか。心地よいおしゃれを楽しみたいもの。

 

1.ブラジャーはしないほうがよい ⇒『No』

妊娠中はホルモンの影響で、乳房が大きくなります。乳房の下半分をブラジャーできちんと支え、乳房にふくらみが胸壁と垂直になるように保つと、乳腺が発達しますし、形もくずれにくくなります。妊娠中、直後の授乳期ともに、サイズの合ったブラジャーをするとたれずにすむのでは!?

 

2.ハイヒールはなるべく控える ⇒『Yes』 

お腹が大きくなる妊娠後期は、ヒールの高い靴を履くとバランスをくずして転びやすいので控えたほうがいいでしょう。おしゃれのために履きたい方は、かかとが太いデザインなら、比較的安定感があり転びにくいでしょう。細いピンヒールはバランスを崩して転びやすいので注意してください。

 

3.ビキニのショーツはダメ⇒『No』 

 妊娠中だから、お腹をすっぽり包むウエストラインまであるショーツをはかないといけないわけではありません。ビキニを含めて好みのデザインを。ただ、素材は通気性のよいコットンやシルク、肌が過敏になっている人は、ゴムが直接肌に当たらないデザインがいいでしょう。

 

4.ヒップボーンパンツはダメ⇒『No』

腰痛防止にはお腹はフリーで骨盤だけ締めるほうがいいし、お腹も温め過ぎないほうがいいのです。ヒップボーンパンツでおへそが出てもだいじょうぶ。かえって快適かも。

 

5.薄着はいけない⇒『No』 

妊娠中は体温が高めになり、暑がりの汗っかきになりますから、薄着がいいのです。厚着で汗をかいたり、あせもができたら不快です。かいた汗が冷えると風邪の誘因にもなります。暑い夏には暑がりの人には過ごしにくい季節。クーラーで室温を快適温度に保ちましょう。

 

6.マフラー・手袋は風邪予防になる ⇒『Yes』 

風邪は風邪症候群を起こすウイルスへの感染が原因ですが、体が冷えると風邪をひく誘因になります。手足など身体の先にある末梢血管を温めると、風邪をひきにくくなります。冬の風邪の流行期には、手袋や厚手のソックスで手足を温かくしましょう。風邪は鼻やのどなど上気道の炎症です。マフラーや帽子で首元や頭を保護するのもいいでしょう。

 

7.ストッキングはなるべく控えたい ⇒『ホント』 

ナイロン素材なので通気性が悪く、ウエストまであるタイプを毎日長時間はくと、外陰部が蒸れやすくなります。仕事を持つ人でストッキングが必要なときは、足先だけのものにできるといいですね。

 

     Beauty  [美容]


  妊娠前からの習慣でも、妊娠中には我慢が必要なときもあります。    

 

1.妊娠中は誰でも肌がカサカサする ⇒『No』

妊娠中でも適切なスキンケアでしっとり肌を保つことができます。大切なのは洗い過ぎで皮脂を取り過ぎないこと。弱酸性のソープを泡立て、手のひらでやさしくなでるように洗います。洗顔や入浴後は保湿成分入りのクリームをたっぷりつけましょう。  

 

2.パーマやカラーリングはしないほうがいい  ⇒『No』 

髪のおしゃれも存分に楽しんでください。ただパーマ液やカラーリング液に敏感になることがあります。美容院で、刺激が少ない製品を選んでもらう、皮膚のパッチテストをしてもらうなどすると安心でしょう。仰向け姿勢がつらいときは自宅でシャンプーをすませるといいでしょう。

 

3.健診のときは、メイクやマニキュアはいけない ⇒『No』 

メイクをすると本来の顔色が、マニキュアをすると爪の色がわからなくなります。貧血がひどいと顔色、爪の色や形が変化しますが、結膜の色で判断することもできますし、血液検査でも調べてあります。メイクやマニキュアを控える必要はないでしょう。

 

4.日焼けはしないほうがいい⇒『Yes』

紫外線は皮膚ガンの原因にもなと言われていますので妊婦だからといって控えるわけではなく常に対処した方がよいでしょう。夏は地表に届く量が増えるので、午前10時から午後2時までの外出には、紫外線ガードの日焼け止めや日傘、帽子、手袋などでガードを。曇りの日も晴れた日の60%程度は紫外線が地表にとどきます。ガードを忘れずに。

 

5.足裏マッサージは受けないほうがいい ⇒『Yes』

足の裏には内臓や器官につながる多くのツボがあります。足裏マッサージはツボを刺激して体調を整えるのが目的ですが、妊娠中は自己流で特定のツボを刺激したり、市販の器具を使うのは控えましょう。プロのお店でも妊婦への施術はしないところがほとんどですしね。  

 

6.エステティックサロンは控えたほうがいい ⇒『No』

身ともにリフレッシュできるのはとてもいいことです。ただ、一般のエステサロンの場合はフェイスエステ、足や腕、手に限定して、全身エステはかかりつけの産婦人科で受ける場合に限ったほうがいいでしょう。また、アロマテラピーの場合には、ベースオイルのみか、妊娠中に使用可能なエッセンシャルオイルにしてもらうように注意しましょう。

 

  7.自己流でサプリメントを飲むのはいけない⇒『Yes』

食事だけでとりきれない栄養を補うのがサプリメント(補助食品)ですが、ビタミンAや体内でビタミンAに変換するβカロテンは妊娠中に過剰摂取すると、胎児に影響することがあります。妊娠中は自己判断でサプリメントを使わず、必ず主治医に相談しましょう。

 

8.脱毛は控えたほうがいい ⇒『No』

美容皮膚科やエステティックサロンなどで受ける電気やレーザーなどによる脱毛と家庭で行う脱毛がありますが、プロによる脱毛は妊娠中にわざわざ受ける、というのは控えたほうがいいでしょう。家庭での脱毛はよいのですが、カミソリを使うときはバイキンなどの感染に注意をしてください。

 

9.保湿を心がければ妊娠線は防げる ⇒『Yes』 

妊娠線の原因は急激に太ること、皮膚表面の乾燥です。毎日入浴直後肌に水分が残っているときに、保湿成分を含むスキンケアクリームを全身にたっぷりすりこんで乾燥を防ぎます。急激に太る心配がある場合も、肌が十分に保湿できていると、大部分の人は妊娠線ができずにすみます。特におへその下が自分から見えなくなる部分ですので、気づかぬうちに妊娠線ができていることがあります。おへその下はタップリぬってください。

 

10.サウナに入るのは控えたほうがいい ⇒『Yes』 

サウナは妊娠していないときなら、どんどん楽しんでもらっていいのですが、妊娠中はひかえましょう。サウナは高温の空気が皮膚を刺激するとともに、体の深部の温度が上がるので、子宮内温度も高くなる心配があります。呼吸量も通常の2倍に増えることになるので、控えたほうがいいです。  

 

Food & Luxury goods [食べ物・嗜好品]


  赤ちゃんに悪影響を及ぼすものもあります。

 

  1.タバコは早産の原因のひとつ⇒『Yes』

タバコを吸う妊婦の早産率は、吸わない妊婦の約1.5倍です。また低出生体重児になりやすいばかりでなく、様々な異常を引き起こす原因にもなります。これらのリスクは1日の喫煙本数が多いほど高くなります。  

 

2.お茶は飲まない方がいい ⇒『No』 

妊娠中はむくみ(浮腫)のある人を含めて、水分を制限する必要はなく、むしろ十分にとるのがいいのです。ただし、糖分を含まないお茶類にしましょう。カフェインが含まれている紅茶や緑茶は、食後や休憩タイムに楽しむ程度に。ほうじ茶や麦茶、ハーブティにはカフェインは含まれていませんから、たくさん飲んでも大丈夫です。

 

3.コーヒーは飲んではいけない⇒『No』 

コーヒーに含まれるカフェインには、中枢神経を興奮させる、心拍数を高めるなどの作用があるとともに、依存性があります。カフェインは胎盤を通して胎児に移行しますから、肝臓の働きが未熟な胎児に影響を与える心配があります。ただ、問題なのは1日6杯とか10杯の場合。1~2杯のコーヒーは心配ありません

 

4.甘い果物は太りやすい⇒『No』 

果糖を多く含む果物ほど甘みを強く感じますが、甘いとカロリーも高いと思うのは間違いです。ショートケーキ100gのカロリーは約340kcal、温州みかんなら9個ぐらい食べないと同じカロリーにはなりません。甘い果物も過食しなければ太る心配はないわけですね。むしろ、妊娠中はカリウムやビタミンCなどを豊富に含む果物を、生で1日200g程度(りんご、梨、桃、柿なら1個、みかん2個程度)を、朝か午前中に食べるのが理想的です。

 

5.魚は胎児によくない ⇒『No』 

魚の中には胎児に影響を与える水銀を蓄積しやすいものがあり、妊娠中はメカジキやキンメダイを過食しないように(1回量60~80gを週に2回以下)すすめられています。しかし、他の魚は心配ありませんし、メカジキやキンメダイも過食を控えれば問題ありません。魚は良質のたんぱく質を含む食品です。特に胎児の脳の発育にプラスになるドコサヘキサエン酸(DHA)や血液をさらさらにするエイコサペンタエン酸(EPA)は肉類にない魚独特の栄養素です。妊娠中はむしろ魚中心の和食が理想的な献立です。

 

6.卵はコレステロールを上げる ⇒『No』

卵はコレステロール(脂肪の一種)を多く含む高コレステロール食品ですが、卵を食べると血液中のコレステロール値も大幅に上がるというのは誤解です。1日1個程度の卵でコレステロールが高くなる心配はありません。卵は良質のたんぱく質やビタミンA、D,E,B群のほか、亜鉛、カルシウム、鉄などのミネラルを含む栄養バランスのよい食品です。むやみに敬遠せずにたべるようにしましょう

 

Travel [外出・旅行]


  無理をしなければ、妊娠中もアクティブに外出できます。体への気づかいは忘れずに。  

 

1.妊娠中は自動車のシートベルトはしなくていい⇒『No』

自分自身とお腹の赤ちゃんを守るために、必ずシートベルトを締めましょう。ただし、必ずお腹のふくらみを避けて、肩ベルトは乳房の間から腰の骨へ、腰ベルトはふとももの付け根を横断するように装着します。運転席、助手席、後部座席のいずれでも装着します。

 

2.自転車に乗るのはいけない⇒『No』

妊娠中に自転車に乗っても流産や早産の心配はありません。むしろお産のときに使う骨盤底筋群を鍛えることにつながります。ただし、快適と感じられる範囲で。お腹が大きくなってつらいようならやめましょう。転倒、衝突事故には十分注意を。

 

3.ひとごみへの外出は避けたほうがいい⇒『Yes』

妊娠中だからと行動範囲を狭くする必要はありません。気分転換になる外出はどんどん楽しみましょう。ただ、インフルエンザ流行期の冬や風疹の多い春は、感染を避けるため、不要不急の用事以外は人ごみへの外出はしないほうがいいでしょう。人の多い場所への外出から帰宅したら、すぐにうがいと手洗いをする習慣をつけましょう。

 

Pet [ペット]


  アレルギーに要注意。正しい知識を持ってペットと付き合いましょう。

 

  1.妊娠後に新しく猫を飼わないほうがいい ⇒『Yes』 

トキソプラズマは生の豚肉やペット、特に猫の糞に含まれる原虫です。免疫のある人が多いのですが、無い妊婦が初めて感染すると流産や胎児に問題が起こることがあります。これまで猫を飼ったことのない人が妊娠後に新しく猫を飼うのはやめましょう

 

2.ハムスターで喘息が起こることがある⇒『Yes』

  アレルギー体質の人はペットの毛やフケ、毛につくダニがアレルゲン(アレルギー反応の原因物質)になって、喘息などのアレルギー性疾患を起こすことがあります。ハムスター喘息は飼っているハムスターに何度か噛まれるうちに、唾液がアレルゲンとなり、喘息発作をおこすものです。

 

3.飼っている小鳥から肺炎が移ることがある⇒『Yes』 

飼っている鳥がオウム病にかかると、飼い主に移ってインフルエンザのような症状が出たり、ときに肺炎になることがあります。主にオウムやインコですが十姉妹、鳩、鶏、文鳥から移ることも。小鳥を飼う時は羽毛や糞をきちんと始末して、口移しに餌を与えるのはやめましょう。

 

4.子猫や子犬は赤ちゃん誕生後に飼う⇒『No』

たとえばパスツレラ症(引っかき傷が赤く腫れたり呼吸器症状を伴う)など、赤ちゃんがペットから病気をもらうことがあります。特に生後半年以内の子猫や子犬は、いろいろな細菌の保有率が高いので、赤ちゃんの誕生後に子猫や子犬を室内で飼うのはやめましょう。  


  妊娠は女性の体に備わった自然な生理現象ですが、妊娠中の体は内側、外側ともに大きく変化しますから、妊娠中は生理的に特別な時期なのです。

周囲から得る情報はさまざまですが、本当に必要なことと必要ないことを正しく理解しながら、心身ともに爽快なマタニティライフを送りましょう。

妊娠経過が進むにしたがって、妊娠による生理的な変化がはっきり出てきます。

たとえば妊娠後期になると、暑がりの人が増えます。体温が上昇して汗をかきやすくなるのです。

毎日の暮らしの中では「心身ともに快適かどうか」を判断の基準にしてください。そして、不快なこと、疲れることは注意信号と受け取りましょう。

体が発信する快適信号や不快信号にじっと耳をすませてください。

自分の心身がともに快適なとき、お腹の赤ちゃんもまた快適と感じていることでしょう。

 

 

 


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