ファーストサンプルの試作
前回のモニター調査の結果をふまえて、新生児から着せられるお着替えがしやすい部屋着の試作を始めます。
キーワードは、「カンタン!」「ワクワク!」
まずは、お着替えをしやすくする構造を考えます。
通常は短肌着やコンビ肌着の上に着せることになりますが、肌着も紐やホックで止めますので、肌着だけでもうすでに時間がかかってしまいます。
部屋着は極力紐やホックを減らして実現できるか、型紙を作ってシーチングの生地で形をつくりながら何となく形状を決めていきます。
上衣の内側はとりあえず1カ所だけ紐にしてみます。
紐は面倒だけど、どんな赤ちゃんの体格にも対応できますからね。外側はリボンに通す形で止めやすくしてみましたが、リボンにするとちょっと女児にかたよってしまうかもしれませんね。
下半身はどうするか。筒状だと確かに開閉しやすいけど、長肌着と同じになってしまいます。股は分かれていた方が抱っこする時、脚の間にママの手を入れてもまくれあがってこないから使いやすそうですね。
股が分かれていて、ホックをたくさん使わなくてもど~んとお尻や両足が出るような仕様を考案したいですね。
簡単なイラストを描いて、シーチングでおおまかな形を作ってぬいぐるみを入れて感じをみます。
さて、股の部分をどうまとめるか。発想を変えてみます。
足は出ていてもいいので、股の部分を昔の布おむつみたいなものを下半身につけてみて試作してみました。こうすると、全開に開くのでオムツ替えもしやすそうですね。
人形を入れてみるとこんな感じ。
モニター調査
実際の赤ちゃんに着せてみるとどんな感じなんだろう。
滋賀に住んでいるお友達に待望の赤ちゃんが生まれたので、お着替えしてもらった動画を撮ってもらいました。
なんと、生後15日です。ちっちゃいですねぇ。泣き方もなんとも可愛い💛
サイズはぶかぶかですね(笑)
初めてのため、使用方法に戸惑いがありますね。でも、慣れればお尻の部分は着替えしやすそうです。
リボンの止め方は使いやすそうです。
ただ、どうもデザインが肌着っぽく見えます。
下半身の仕様を検討する必要があります。
ついでに通常タイプも撮ってもらいました。
やっぱり、時間がかかりますねぇ~。
短肌着で2カ所、その上に着ている長肌着タイプで3カ所、ということは合計5カ所も紐をとめなければなりません。明らかに面倒ですね。
これはやはり、何か良い方法を考えないとですね。
今後も市場調査をしながら、アイデアを出してみようと思います。
次回予告
次回までに、お着替えの時、簡単にお尻や脚が出せて、紐を極力減らした可愛いデザイン、肌着ではなく部屋着として着られるデザインを考えます。
このホームページで企画経過を全て報告します。
前回までの内容はこちらで確認してくださいね。