保育園の連絡帳、どう活用されていますか?
「健康観察」の他に「おうちの方から」などといった欄がある場合、どう書かれていますか?
「連絡事項じゃないことを書くと迷惑な気がする」と思う方もいるようですが、逆に「家でこんなことをしていますが、園ではどうしていますか?」ということを小さい字で書き連ねる方もいるようです。
毎日出す連絡帳、せっかくだからうまく活用したいですよね。活用方法についてまとめてみました。
担任とのコミュニケーション
保育園の送迎のときに担任の先生と話ができればいいのですが、朝は余裕がなく、夜は迎えが遅くなり、遅番の先生に代わってしまっているなんていう日もあるでしょう。
担任がいて下さる時間だったとしても、忙しそうにしていたり、子供が家に帰りたいと走って行ってしまったり、他のお迎えの方が来てしまったりなど、ゆっくり話す時間はなかなか作れません。
先生たちも迎えの時に「今日はこんなことをしたんです」と伝えたいことをちゃんとメモして準備しておかないと、個別にお話しするのは難しいと感じているそうです。
「今日このことお母さんに話そうと思ってたのに」と後になって思い出すこともあるとか。
こんなバタバタした毎日のなかで、先生と保護者がコミュニケーションを取るために連絡帳があるのです。
連絡帳の書き方のコツ
・基本的な連絡事項をしっかりと
体調の変化、迎えの時間の変更などは重要なポイントです。
登園時は先生方もバタバタしているため、口頭での連絡だけでは不十分だと言えるでしょう。体調の変化についても「お腹の調子が悪いです」と伝えるだけでなく「朝しっかり食べたのですが、出る前にはいつもと比べると軟便がでました。本人は機嫌がよく元気です」など、具体的に伝えるとよいでしょう。
・返信の形で
「家での様子」の欄に何を書こうか悩んでしまった場合、その日の連絡帳で先生が書いてくれた園での様子を読み、その返信をしてみましょう。「こんなことをしていました」と書いてあったら「家でもそのようなことをしています」や「家ではそのようなことはないので驚きました」など、自然とやり取りを増やしていくと先生の反応も増えていきます。
・思ったこと感じたことをそのまま書く
「最近、園で覚えた歌を歌っています」や「今日、初めて○○できました」など、なんでもいいのです。大事なのは「担任の先生とコミュニケーションをとる意思があります」ということで、それが伝われば対応が変わってきます。先生との距離も縮まるでしょう。
・誰が書いたか明記する
連絡帳のやり取りに慣れてくれば、先生は文面や字で家の誰が書いたのかなど分かってきますが、誰からのメッセージなのか、文章の最後に「/父 /母」などを初めから書き添えてみましょう。また、受け持ちの先生が複数いる場合は誰が書いたかサインをしてくれるかと思います。もし延長保育で記入したのがいつもの先生でない場合に、誰に見てもらっていたかわかるようサインをお願いするとよいでしょう。
連絡帳は成長記録
今はただの連絡手段かもしれませんが、毎日の子供の記録が記されている連絡帳は、後々読み返せば大切な成長記録になります。子供の成長はあっという間です。学校へ行くようになってから見返すだけでも懐かしく思えてくるでしょう。
連絡帳は子どもの様子のやりとりだけでなく、成長の記録や先生とのコミュニケーションの手段としても有効です。保育園でどんなことがあったかなどが書いてあれば、夕飯のときに何があったか話題のきっかけにもなります。連絡帳を有意義に活用してみてはいかがでしょうか?