夜、赤ちゃんを寝かしつけしたいのに、なかなかうまくいかないことってありますよね。
ただ眠るだけなのに、何でこんなに時間がかかるのか、驚いたりイライラしたり、自分も眠いし家事もたまっているし…と寝かしつけしながらいろんな思いが頭の中をぐるぐるしているかもしれません。そこで今日は寝かしつけについて、参考にしてもらいたいアイデアを紹介します。
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生活のリズムを整えるために大切な睡眠
生後すぐの赤ちゃんは寝たり起きたりの繰り返しですが、だんだんと生活のリズムが整ってきて、昼は起きて、夜は寝るというリズムができてきます。生後4か月頃には、夜の深い睡眠時に発育に必要な成長ホルモンが出るそうなので、その頃には生活のリズムを整えて、なるべく早く寝かせるようにしたいものです。
けれども、その寝かせることがいかに大変なことか!かくいう私も、二人の子どもが赤ちゃんだった頃、おっぱいで寝かしつければ夜もかなりよく寝てくれた娘に対し、息子はいくらおっぱいを与えても、すぐ起きて、泣いて、抱っこしての繰り返しで、非常に苦労した経験があります。
赤ちゃんとはいえ、個性はもちろんありますから、その子にあった寝かしつけが見つかるまで、ぜひいろいろ試してみてくださいね。
早く寝かせるに、朝の行動を取り入れて!
赤ちゃんの平均の睡眠時間はおよそ12時間から14時間と言われています。そうすると遅くとも夜の9時くらいには寝かせないと、朝起きる時間がずれ込んできてしまいます。お昼寝をして夜寝るには、パパやママが起きて行動を開始する7・8時頃に目が覚めてなくてはいけないということですね。
とはいえ、朝眠っている赤ちゃんを揺り起こすのもかわいそうなので、自然に目が覚めるように部屋の環境を整えてあげましょう。ママが添い寝していないだけで起きてしまう赤ちゃんもいますが、まずは、厚手のカーテンを開けて、家の中に光が入るようにしてみましょう。 ドアを開けて、人の気配や声を感じられるようにするのもいいですね。
目が覚めたら、濡らしたガーゼで顔や手を拭いたり、オムツを交換したりして、朝の身支度を整えましょう。離乳食がすでに始まっている赤ちゃんならば、朝食をしっかりとりましょう。朝食をとることで、体温が上がり、脳の活動のスイッチが入るそうです。
昼間の運動がポイント!
新生児期を過ぎると、昼もそれほどは寝てくれなくなります。昼間は外やベランダに出て、少しでも外気に触れさせましょう。体を動かすことで目も覚めるので、赤ちゃんの手足をとって動かして軽く体操したり、ベビーマッサージで体に触れたりするのもいいですね。
お昼寝をすると、ますます夜寝てくれないのではと心配するママもいますが、もちろんお昼寝はしてOK。ですがやはり夕方までお昼寝がずれ込んでしてしまうと夜に影響が出てしまいます。長時間の睡眠も夜の寝つきが悪くなるので、午後3時頃には目が覚めている状態がいいでしょう。
赤ちゃんも大好きなお風呂は、熱すぎるとかえって眠りを誘うどころか刺激になってしまうそうなので、大人にはちょっとぬるいかな、と思う温度に設定。赤ちゃんとのお風呂は何かと忙しいですが、時間に余裕をもって入り、入浴後もリラックスできると、その後の寝かしつけもうまくいきそうな気がしますね。
寝る前に試してみては!「入眠儀式」
暗い=夜=寝る、ということを赤ちゃんに分かってもらうため、寝る部屋はできるだけ暗くしておきましょう。テレビをつけたままだと画面の光が赤ちゃんには刺激的すぎて寝つくことができません。
冬場、ひんやりする布団に入ったとたん、目が覚めてしまう赤ちゃんもいますから、冬場は特に湯たんぽなどを使ってぬくぬくしておくのがいいですね。反対に夏場は暑すぎたり湿気が高すぎたりしても寝つけないので、クーラーなどで快適な室温にしておきましょう。
手足が温かくなってきたら赤ちゃんが眠たいよ、と言っているサインなので「入眠儀式」をはじめましょう。入眠儀式とは、毎回寝る前に行う習慣のこと。この入眠儀式は月齢によって変わってくることもありますが、できれば赤ちゃんが眠すぎて泣いたり、ぐずったりするまでに,毎日行うのが理想的です。
入眠儀式のやり方はいろいろあります。背中をゆっくりトントンしてみる、赤ちゃんがよく眠るという睡眠音楽をかける、お母さんの声で子守唄を歌う、赤ちゃんが安心できるように自分の呼吸音を聞かせてあげる、手や足をやさしくなでる、絵本を一冊読むなど、お子さんが気に入るものをいろいろ試してみてください。
おんぶが好きな赤ちゃん、縦抱きで上下に軽く揺らすのが好きな赤ちゃん、ママの添い乳で寝るのが好きな赤ちゃん…赤ちゃんが好きな体勢でなおかつママが楽な方法があればそれが一番です。
「なかなか寝てくれない」と思っても、ママが寝不足になるような寝かしつけの大変さは、せいぜい1年~2年位。時には自分が先に寝落ちしてしまっても、ふと目がさめると隣で案外、子どもはちゃんと寝ていたりするので、ママ自身が睡眠不足にならないようにリラックスして、いろいろな寝かしつけにトライしてくださいね!
ライター:和田美恵
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