子供の視力低下を防ぐために気をつけたい3つのこと

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「子どもにスマホを見させすぎているかも?」「気がつくとテレビに近づいて見ているので、目が悪いのかもしれない」…

そんな心配をしたことはありませんか?親世代よりもはるかにスマホやタブレットなどの機器にふれる機会が多い今の子ども。その一方で子どもの視力低下という問題がテレビや新聞などでしばしば取り上げられています。そこで今回は気になる子どもの視力に関わる、「家庭での観察の大切さ」、「3歳児健診の重要性」、「スマホとの関わり」の3点についてベビニティーズライター和田美恵さんに紹介してもらいました。

 

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視覚発達は3歳頃までが重要

 

文部科学省が毎年行っている学校保健統計調査では、幼稚園児から小学生、中学生、高校生まで、裸眼視力1.0未満の子どもの割合は徐々に増えています。視力1.0とは5m離れた所から、直径7.5mmで太さと切れ目の幅が1.5mmのCのような形をしたランゲルト環が認識できる能力のこと。たとえば小学生では、1.0の視力があれば、教室の後ろの席から黒板の文字が読め、学校内での生活に問題ないと言われています。2018年の同調査では、幼稚園児の裸眼視力1.0未満の割合は26.68%で、1981年の割合が14.93%だったのに比べると、10%以上も増えているのが分かります。

 

生まれてすぐの赤ちゃんは目がほとんど見えません。日本眼科医会の資料によると、生後1ヶ月くらいから目が見え始め、1歳で約0.2、2歳で約0.4となります。その後急速に視力が発達し、3歳0か月で約半数が1.0となり、約3歳半で約8割の子どもが1.0になります。その後も6~8歳頃までは視機能はゆるやかに発達していきますが、視覚発達には3歳頃までがとても重要な時期と言えます。

 

小さい子どもは、自分で見えていないことになかなか気づきづらく、生まれつき視力に問題があっても、その状態が本人にとっては普通のことなので、それを周囲に伝えることもできません。常に近づいて物を見ていないか、まぶしがっていないか、上目づかいになっていないかなど、普段から目の動きや子どもの行動をよく観察して、何か気になることがあったら、早めに眼科医の診察を受けることをおすすめします。

 

 

3歳児健診の前に家庭で視力検査を!

 

日本では、3歳~4歳未満の幼児に対して市町村が行う健康診断(3歳児健診)で、眼についての診査も行います。健診の前に、各家庭に送られてくる視力検査のキットを使い、事前に家で視力検査をします。この視力検査の方法は各自治体によって異なりますが、子どもが認識できる簡単な「絵」や、Cのような形をした「ランゲルト環」を使って、一定距離をおいた状態で見えるか確認するものです。また、「目つきや目の動きがおかしいですか」「目を細めて見ますか」などの質問や、弱視などの家族歴についての質問が書かれたアンケートを、保護者が家で記入します。

 

じっとしていなかったり、すぐに集中力が切れたりする3歳児に、家庭での視力検査はなかなか難しいものがありますよね。でも、この検査は親子ともに時間に余裕がある時に必ずやってから、医療機関や自治体での健診に行きましょう。片目を隠すのを嫌がったり、動いてしまう場合は、誰かに後ろから押さえてもらえばOKです。「終わったらおやつを食べようね」「公園に遊びに行こうね」など子どもが好きなことで気をひいてもいいかもしれません。

 

もしも家庭での視力検査がうまくいかなかったとしても、そのことは健診で伝えれば大丈夫。アンケートに記入する部分があれば、忘れずに書きましょう。家での一次検査がうまくいかなかった理由も含めて、もし詳しい検査が必要であれば、健診で医師から何かの指導があるはずです。小さい子どもには弱視や斜視、遠視など何か問題があることも少なくありません。ですが、早期発見は、早期治療の近道。早めに治療をすることで結果的にお子さんの目を守ることができますよ。

 

 

視力を守るため、スマホの習慣化はやめよう

子どもの視機能の発達は、先ほども説明したように6~8歳頃まで。視力だけでなく近いものや遠いものにピントを合わせて見る、見たい方向に目を動かすなどの眼球運動の発達もこの時期です。そして、意外なことにこれらの視機能は、体を動かす大きな運動の中から発達するのだそうです。

 

スマホやタブレットなどを使用すると、目とスマホの距離は大人でも子どもでも平均約20~25cmと近く、ピントは一定のままで、眼球も画面の範囲内しか動きません。本などを読む場合の距離は約30cmですが、この距離が短くなると目が疲れやすく近視が進行しやすいことが最近の研究でわかってきました。近視の度数が強いほど、将来網膜の病気や緑内障などになりやすいため、視覚発達の真っ最中の幼児にとっては、スマホやタブレットなどの長時間の使用はやはりさけるべきだと私は思います。

 

電車やバスなどの移動中、子どもを静かにさせるためにスマホやタブレットで動画を見せたりすることは、多くの親が経験ありますよね。たまに短時間見るのには問題がありませんが、目への負担を避けるために長時間見ることが習慣化しないようにしたいものです。

 

※文中のデータなどは公益社団法人日本眼科医会の資料を参考にしました

 

 

ライター:和田美恵

 

 


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