今年の梅雨は長引いて、例年よりも気温が高くない日が続いていますね。でも梅雨が明けると一気に気温が高くなり暑くなります。少しの時間でも屋外で遊ばせたい子どもたちや、赤ちゃんとの外出時には、熱中症や紫外線の浴びすぎに注意が必要です。また、公園で遊ぶ時や、コロナで三密をさけて野山などのアウトドアを楽しむ時は、虫よけ対策も忘れずにしたいもの。そこで今回は、2人のお子さんを育てているベビニティーズライター和田美恵さんに屋外での熱中症対策と虫よけ対策に何をしたらいいか伝えてもらいます。
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熱中症予防&水分補給はしっかりと
気温が高い夏は、大人でも汗をかくし、疲れを感じやすいですよね。体温調節機能が未熟な赤ちゃんは、普段から体温が高く、汗もたくさんかきます。紫外線を適度にあびることで、成長に欠かせないビタミンDが育成されますが、その育成に必要な時間は夏場で数分程度と言われています。夏は外気温が高く、赤ちゃんも暑さを感じやすくなっているので、日差しがきつい時間帯は外遊びをせず、暑さが落ち着いてくる夕方や木陰で遊ばせたいですね。
お出かけの際の赤ちゃんや幼児の熱中症対策として、まず用意したいのが帽子。赤ちゃんは汗をたくさんかくので、洗濯できる帽子がおすすめです。つばがあるものや、前だけでなく首の後ろも日焼けをカバーできるような“たれ”つきなど、日除けになるものを選びましょう。
でも中には、帽子がどうしてもイヤで、かぶらせてくれない赤ちゃんもいます。抱っこの場合は、日傘をさしたり、UVカットのケープなどを使ったりして、暑さを和らげてあげましょう。地面に近いベビーカーは、地面からの照り返しで大人の体感温度よりも高くなるので、幌をかけて日陰をつくってあげたり、後付けができるサンシェードや保冷シートを使ってみたりしてくださいね。ベビーカーにつけられるタイプのハンディファンもおすすめです。
暑さを避けるのと同時に、夏は水分補給もとても大事。離乳食がそろそろ始まる時期や、すでに離乳食が始まっているのであれば、外出時には湯冷ましやベビー用の麦茶を用意しておきましょう。まずは一口ずつ家で試してみて、味やスプーン、ストローに慣れておくと外出先でもスムーズに飲めます。離乳食前の月齢の場合、母乳やミルクで十分水分がとれているそうなので、外出後やお風呂上り、車での移動時などは意識して、なるべく赤ちゃんが欲しがるタイミングで授乳できるようにしたいですね。
車の中はヤケドと熱中症に注意!
移動の際に車を使うママやパパも多いと思いますが、気をつけてほしいのが車の中での熱中症。チャイルドシートにのせていて、少しの間車を離れていただけなのに熱中症や脱水症状を起こしてしまうという事故が毎年起こっています。夏場の屋外に置いた車内温度は50度を超えることもあり、チャイルドシートやハンドルなども熱くなります。ダッシュボードなどを幼児が触ってやけどをすることもあるので、少しの時間でもお子さんを車内に残したままにすることは絶対にやめましょう。
車を屋外に置くときは、フロントガラスにサンシェードを置く、窓にカーテンをつけるなど、暑さ対策が必要。後部座席はエアコンが効きにくく、さらに後ろ向きに載せるタイプのチャイルドシートは特に熱がこもりやすくなるので、チャイルドシートをすっぽりと覆うカバーや、背面にしく保冷シートを使うとお子さんも快適です。赤ちゃんは特に背中に汗をかきやすいので、汗が冷えて風邪をひかないように背中に1枚ガーゼを挟んでおくといいですね。
自分で「暑い」とは言えない赤ちゃん。わが子も暑さを感じると機嫌が悪くなることがよくあったので、夏の外出にはいつも小さな保冷剤と汗取りガーゼが必需品でした。今年はコロナもあり、小さいお子さんがいる家ではいつも以上に気を使うことでしょう。どうかパパやママ自身も、熱中症にならないように気をつけてこの夏を乗り切ってくださいね。
屋外なら虫よけ対策も!
肌の露出度が高くなる夏は、蚊やハチ、毛虫などによる虫刺されも気になります。実は私自身も昔から虫に刺されやすく、数年前に行ったキャンプで虫に刺された足首が、赤く腫れて、しこりになり、かゆみが完全にとれるまで半年位かかった記憶があります。たかが虫刺されと思っていても、かきむしると“とびひ”になったり、痕が残ったりします。肌がデリケートな乳幼児は虫に刺されないよう、肌をなるべく出さない・虫よけ剤を使うなど十分な対策をしてあげましょう。
蚊は、炎天下ではあまり活動しませんが、少し涼しくなってくる夕方の時間帯から活発に動きはじめます。長袖・長ズボンを身につけていても、やぶ蚊などは薄い生地の上からさしてくることもあるので、服の上からも使える虫よけスプレーや、
虫を寄せ付けないシールなどを服の上から貼って予防しましょう。虫よけスプレーの成分は、乳幼児も使える「イカリジン」がおすすめです。
スズメバチやアシナガバチも夏に活動が活発になり、人を刺す場合があるので要注意です。もし見かけた場合は、静かにその場を離れましょう。もしも刺されてしまった場合、呼吸がしづらい、顔色が悪くなるなどのアナフィラキシーショックを起こすこともあります。様子をよく観察して、不安な症状があったら迷わず救急車を呼びましょう。ハチに刺された時の対処法は、日本小児科学会のWebサイト「ONLINE QQ こどもの救急」に掲載されているので、目を通しておくと安心です。
- 参考サイト 「ONLINE QQ こどもの救急」(日本小児科学会)
ライター:和田美恵
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