産後は約半数の人が元の体重よりも太ってしまう傾向にあります。
体が出産に耐えられるよう準備をするのは当然のことです。しかし、産まれたからと言って体型が元に戻らないのが産後太りの難点です。
体型を元に戻すには、どんなダイエットを行うのが効果的なのでしょうか?
今回は、産後ダイエットについてご紹介します。
なぜ産後は太るのか
- 妊娠中の蓄え
産後太りの最大の理由は、妊娠中に脂肪を蓄えているからです。
女性の体は赤ちゃんを授かると、お腹の中で我が子を守るため脂肪を蓄えます。
これによって、赤ちゃんが安心してお腹にいることができるのです。
そして、数ヶ月お腹が膨らんでいるためお腹の皮が伸びてしまうのも原因です。
- 骨盤の広がり
そして、もう一つの原因が出産準備・出産によって骨盤が広がってしまうこと。
赤ちゃんを産む際に、赤ちゃんが産まれやすいようにママの骨盤は広がります。
もともとは逆三角形だった骨盤も、四角形に形を変え、下半身がどっしりとした印象になるのです。
産後は元の位置に戻ろうとするのですが、元通りにはなかなかいかないのが現状です。
骨盤ダイエットとは
産後太りの一番の原因と言われているのが、骨盤の歪み。
産後半年間は骨盤の状態が安定しないため、骨盤ダイエットには産後2ヶ月から6ヶ月が最適だと言われています。
では、どんなダイエット方法を行えばいいのでしょうか?
- 骨盤エクササイズ
骨盤ダイエットの方法の一つに骨盤エクササイズがあります。
骨盤エクササイズは、両手を腰に当て、足を肩幅に広げると腰を左右に10回まわしてください。腰回りを鍛え脂肪を燃焼する効果が期待できます。
やりすぎは腰を痛める原因となりますので、1日3回程度行うようにしましょう。
- 骨盤エクササイズ2
地面に足を前に出して90度に座ります。
そして、両手を胸の前でクロスした状態で骨盤を意識しながら前方に這うように進んでください。
この時お尻の力で進まないようにしましょう。
こちらも手軽にできる骨盤ダイエット方法として有名です。ぜひお試しください。
・骨盤ベルトの活用
エクササイズ以外には、骨盤ベルトで締める方法もあります。
骨盤ベルトは歪みや緩みをサポートしてくれるベルトで、産前に利用できるものもあります。
通常のベルトの位置より低く、足の付け根当たりにつけるのが正しい使い方です。
ただし、妊娠中には位置によって赤ちゃんに影響がある場合もあるので、病院の指示に従って利用しましょう。
産後から1ヶ月半つけておくと効果的だと言われています。
骨盤を正しい位置に戻すことで、体重が減っているのに体型が変わらないという状況の改善が期待できるでしょう。
また、冷えや不妊のリスクも下がるため、正しい骨盤ケアが必要です。
出産は、人を産む大変な仕事。多くのママは、出産という仕事を終えて強くたくましい女性になります。
骨盤ダイエットでキレイな体を手に入れ、より一層素敵な女性になってみてはいかがでしょう?