湿度や気温が高いと、子どもも親も疲れがたまりやすくなりますので、気をつけたいですね。
さて、毎年夏になると高齢者が熱中症で病院に運ばれた、というニュースが数多くありますが、実は子供も家の中で熱中症になってしまうことがあります。
そこで今回は家の中の熱中症対策について、注意した方が良いことをベビニティーズライターの和田美恵さんに紹介してもらいましょう!
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家の中でも熱中症になってしまう!?
「えぇ!家の中でも子供が熱中症になるの?」と疑問に思うママもいるかもしれません。
そもそも熱中症はどのようにして発症するのでしょうか?
私たちの体は体温が上がりすぎないように自然にコントロールしたり、汗をかいて熱を下げたりして、体温を調節しています。気温が高すぎる場所に長時間いると、急激に汗をかき、体の体温調節機能がうまくいかず、体内の水分や塩分が失われて、その結果具合が悪くなってしまうのです。
家の中では、日差しは屋外よりも少ないですが、風が通りにくく、湿気も多くなっています。体の機能が未熟な子どもの体は体温調節が苦手で、自分では声を上げることも難しいので、特に気をつけましょう。
家の中の熱中症対策★気をつけるべきポイント
●水分補給を意識的にしましょう
熱中して遊んでいる子どもは、喉が渇いていることも忘れて走りまわっていることがあります。その間にも汗は出て、たくさんの水分が体から出てしまいます。子どもが喉乾いた、と言う前に水分を補給してあげましょう。
●日の当たる窓辺には寝かせないようにしましょう
家の中はさほど気温が高くないからといって、赤ちゃんを日のあたる窓辺に寝かせておくのは危険。窓ガラスや窓枠は直射日光が当たりやすく、その周囲はとても熱くなっています。窓の外に日よけになるものをつけるか、窓から離れたところに寝かせてあげましょう。
●エアコンで室内温度をコントロールしましょう
子どもの体温は大人よりも高く、体温調節機能は未熟で、汗はたくさんかきます。大人はちょっと暑くてもクーラーを我慢してしまいますが、子どもにはつらい状況の時も。特に月齢が小さい赤ちゃんの場合、夏の室内温度は25℃~28℃位が快適と言われています。早めにエアコンや扇風機などを使って、暑さを和らげる対策をとりましょう。
エアコンならば、湿度もコントロールできます。エアコンでは少し部屋が冷えすぎるかな、と感じる場合は、除湿モードにすると部屋の温度を下げすぎず、湿度も40%~60%にできます。
エアコンや扇風機の風が直接赤ちゃんにあたると、体の熱を奪ってしまうので、風が当たらない位置に寝かせるか扇風機を回すなど工夫をするといいですね。
●夜間の熱中症にも注意しましょう
熱中症と言うと、昼間気をつければいい、と思いがちですが、実は夜も気をつけなければいけません。寝るときは寝つきが良いようにエアコンをつけ、タイマーで自動的に切れるようにエアコンを設定している家庭も多いと思います。大人は暑くて汗びっしょりで目が覚めることがありますが、小さい子どもはそのような状況だと体に熱がこもってしまう場合があります。子どもが寝てしまった後も、時々子どもの様子をチェックして、室温を適温に調節しましょう。
まとめ
昼は日差しが強く、夜は寝苦しく、小さなお子さんがいる家庭では厳しい夏ですね。子どもは汗っかきですが、汗をそのままにしておくと体が冷えるので、着替えもしょっちゅう必要です。室内でも、屋外でも熱中症にならないように、子どもの様子をよく観察し、ぜひ早めの対策を心がけてくださいね。
ライター 和田 美恵
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