11月から2月にかけての時期は、保育園や幼稚園、高齢者施設などを中心に腹痛、下痢、嘔吐などの「感染性胃腸炎」が流行る時期です。
既に感染性胃腸炎が流行していて、小学校や幼稚園では1クラスに10人前後が胃腸炎のため欠席をしていたり、学級閉鎖にまでなってしまったところもあるようです。
このように感染性胃腸炎の感染力はとても強力なものといえます。
本格的に寒くなる冬の季節に流行のピークを迎えますので、これからの時期には予防を徹底したいものですよね。
家族でだれか一人でも感染してしまうと一家全滅にまで陥ってしまうという話もよく耳にします。
そこで今回は、家族のだれかが感染性胃腸炎になってしまった場合にできる予防法を3つご紹介します。
胃腸炎テロを引き起こす!家族内のタブー行動3つ
(1)大皿料理を家族でつつく
オシャレなカフェ風盛り付け料理が流行っていますが、多くのご家庭では大皿で料理を出して、それぞれ自分で料理を取り分けるというのが主流ではないでしょうか。
しかし、この行動がどうやら胃腸炎を家族に広めてしまう行動の一つのようです。
感染者が口を付けた箸で大皿料理を取り分けてしまうと菌が料理についてしまい、他の家族がそれを食べる事によって感染してしまいます。
家族内に一人でも胃腸炎患者が出てしまった場合の大皿料理の提供には、箸やトングを用意して、取り分けにはそれを使うようにしましょう。
(2)洗い終わった食器をそのままにしておく
食器を洗った後、拭いてすぐに食器棚にしまうのが理想だとわかっていても、やっていないという方も多いのではないでしょうか。
かごにしばらく置いておけば、水気が切れてすぐに棚にしまえるのでついついそのままにしがちですが、これもNG行動なんだそうです。
空気中に漂っているウイルスが食器に付着してしまう恐れがあるので、洗ったらすぐにしまうのがベストです。
もし「出しっぱなしにしちゃった!」という場合には、使用前にサッと洗い流すようにしましょう。
(3)タオルなどを感染者と共有
トイレや洗面所で手を洗い、手をふくタオルも胃腸炎患者が出た場合には、共有してはいけません。
胃腸炎で嘔吐や下痢をするトイレには菌が沢山存在します。
たとえ手を洗ったとしても100%菌が落ちたとは言いきれず、手に残っている菌がタオルについている状態のようです。
感染予防には基本的な「手洗い・うがい」が効果的
感染しない為に私たちが簡単にできることといえば、基本中の基本「手洗い・うがい」なのだそうです。
しかし、正しい方法で手洗いうがいをしなければ効果はありません。
石鹸をただつけて水で流すようなで洗い方では菌は落ちませんので、しっかりと指の間、手首、爪の中まで洗うようにしましょう。
”うがい”に関しては、菌を外に排出するというより、うがいによって喉を潤すことで感染を防ぐことにつながるそうです。
喉を乾燥させないという事が大切なのですね!
如何でしたでしょうか。
胃腸炎は大人がなっても本当に辛く苦しいものですが、小さい赤ちゃんや子どもがなったらなおの事大変で、嘔吐と下痢によって体の水分が奪われ最悪脱水症状を引き起こす恐れがあるから、怖いですよね。
まずは家族の中での感染拡大を防ぐために、ご紹介した3つの方法を実践してみて下さいね!
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