最終仕様をめざして
モノづくりをする上で、この仕様を決めるまでの工程がとっても大切です。
実用新案も無事取得できたので、いよいよ最終仕様を決めるためる作業に進みます。
それには、ファーストサンプルに対し「①モニター調査」→「②サイズチェック」→「③修正試作」 を繰り返しながら形や構成を決めていきます。
並行して、生地仕様&カラー、そしてワンポイントなどを決めていきます。
ママと赤ちゃんに優しいベビー服を目指して、ここが最後の正念場です。
①モニター調査を繰り返す
前回も登場してくれた「すみれちゃん」が3ヵ月60cmになり、対象月齢MAXなので、またお願いしてモニターさせていただきました。
ママと私とデザイナーの滝澤さんの3人に繰り返しお着替えされ、いつもご機嫌なすみれちゃんもついに泣いてしまいました😢。ごめんなさい。
私たちも最後には泣きたくなるくらい困っていました。
というのは、お着替え時間目標が30秒なのに、何回やっても59秒はかかってしまうし、ちょっと小さい感じで着替えさせにくい。それなのに首元から肌着が見えてします。
生地も薄くて肌着の色が見えてしまう。
再度サイズをじっくりチェックする必要が出てきました。
デザインも生地仕様もカラーもしっくりきません。
あ~、前途多難だなぁ。でもがんばらねば!
②サイズチェック
今まで作った試作サンプルと他社品、そして型紙、仕様書を見直して、サイズを決めていきます。
何か変です。仕様書の指示書より最終サンプルは小さくなっています。
メーカーに確認したところ、生地の特性で少し縮むとのこと。それなら、生地も変更しなければなりませんね。
縮みやすい生地はダメです。
他社品などもチェックしながらサイズを決めていきます。
まぁ、このような不具合はよくあることです。気を取り直して頑張りましょう。
ついでに、オプション品も考えてます。
③修正試作
モニター調査で出た不具合やサイズ修正したものを再度試作し、2回目のモニター調査をします。
この①~③までの作業を数回繰り返し、最終仕様を決めていきます。
デザインリサーチ
日本製で短ロットで提供してもらえて、赤ちゃんの肌に心地よい生地を選ぶのは至難の業です。まずは、市場調査のためデパートやら専門店、生地資材売り場を回ってリサーチします。
私のイメージはやはり、ターゲットとなるママが優しい気持ちになってくれるカラーや生地がいいですね。市場には赤ちゃんらしいデザインはたくさんあるけれど、ベビニティーズの求めるデザインは違います。もっとナチュラル感のある優しいイメージがいいですね。
リサーチするなかで、気になったデザインテイストはこんな感じですかねぇ。
次回予告
いろいろ試行錯誤して、いよいよ次回はデザイン決定です。
もし、可能であれば、撮影風景もご紹介します。
このホームページで企画経過を全て報告します。
前回までの内容はこちらで確認してくださいね。